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うっかりすぎるよ おじいちゃん弁護人!(少年院虐待事件2 1/6)

衝撃の初公判から18日。



あのおじいちゃん弁護士が気になっちゃって…




また広島地裁へ行っちゃいました!エヘ
広島少年院の虐待事件で一番酷いと言われているC被告の第二回公判です。


初公判と違い、傍聴希望者は法廷前に並ばされました。
「ニュースを見て傍聴人が一気に増えたらどうしよう…」と不安でしたが、
傍聴券35枚に対し、希望者はかなり少なく定員割れでアッサリ入れました☆


一足早く法廷に入っていた怖~い女検察官はリラックスモード。

笑顔で男検察官2人とお喋りしていました(゚Д゚)ちょっとビックリ



傍聴席は最前列全ての席と2列目真ん中が記者席。

そして残りのほとんどが関係者席となっていました。

またしてもニット帽を深く被った中年女性がいました。

今回はパーカーのフードを被ったストリート系若者までいました…

職員さんは誰も注意してません。



11時8分、裁判官が入廷。
なぜ押したかは不明。


11時12分、C被告が入廷し開廷しました。



まずは検察側の証人尋問がスタートしました。

事件が起きた少年院で働いていた人物です。

グレイのスーツにメガネの中年男性でした。


宣誓の文章は地方によって微妙に違いますが、広島地裁では

「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、何事もつけ加えないことを誓います」でした。



内部の人間が被告人の敵側として証人に………(・ω・)ウーン



まずは検察官からの尋問です。


「C被告の暴力事件を知っていますね?」

「はい」


「被害者にA少年がいたのはご存知ですか」

「はい」


「平成21年4月に事件が発覚しましたが、そのとき証人も事件のあった少年院で働いていたのですか?」

「はい」


「あなたから見てA少年の性格は?」

「まぁ特別目立つことはないんですけど~普通よりは動きが機敏ではない…ただ一生懸命更生しようとしていました」


A少年は6月あたりから精神不安定になり「死にたい」と言い出し、

6月6日、格子にシーツを巻き自殺しようとしたとこを看守が見つけ制止、

その後14日、15日とタオルケットを首に巻ききつく縛っていたそうです。

寝ても起きてもC被告の暴言、暴力を思い出し、不眠になったとA少年が漏らしていたと証言しました。



「タオルで首をしめていたときの少年Aはどんな様子でしたか」

「非常に強い力でした。職員が1本ずつ指をといて外していく感じでした」


「何か処置はしましたか」

「6月9日に精神医療センターで受診させました」



裁判傍聴記@毒人参。-c被告

ずっと悲痛な顔(?)のC被告。



「死のうとして約3ヶ月、今日まで生きているのが不服?こうしたのは先生でC(32)」

「死亡、死」
などと少年Aはノートに書き込んでいたそうです。


「初めてこのノートを見たのはいつですか」

「自殺未遂して2~3日だと思います」


「これを見てどう思いますか」

「非常に危険だと思いました。自殺未遂してますし、死にたいと言ってるので…」


「この字は…ボールペンで書かれたわけじゃないけど…何かわかりますか?」



「この字については、被告人は自分の顔を殴って鼻血を出してその血で書いたとA少年は言っています」




(゚Д゚)


思わずメモしている手を止めて証人の方を見てしまいました。


は…鼻血!?

指とか手首を切って…じゃなくて鼻血!?

あ、刃物持っちゃいけないからか。

鼻血はめちゃくちゃ出るからいっぱい恨みの字が書けたことでしょうね…


「少年Aの症状については、医師はなんと言っていますか」

「適応障害と聞いています。これがずっと続くとPTSDになると聞いています」


「A少年がこうなってしまった原因は何だと思いますか」

「A少年から何度も聞いたことありますが~C被告からの暴言、暴力が原因だと思います」


20分ほどで検察官の尋問は終了。

続いておじいちゃん弁護士の反対尋問です。


「いつどのようにして暴力事件を知ったの?」

「……それは事件全体のことですか?」


「うん」

「4月2日です」


「7月?いつの?」

「(強い口調で)4月です!」


「ぁあ?」←(ノ∀`)

「4月2日です、今年の!」


「乙1号証示します!」と、興奮気味で張り切って言ったかと思うと

「え…ないです」と困る書記官。

「ぁあ!?乙…あ、2です」とマイペースなおじちゃん弁護士。大丈夫か…?


裁判長

「あの、趣旨は…最初に趣旨を述べてください」


おじいちゃん弁護士

「だからー7月って言ったからー」


裁判長

「4月です」


おじいちゃん弁護士

「あ?4月?うん、でももっと前から知ってるっていう…」


裁判長

「(困った顔で)とりあえず聞いてください」



証人は大声で怒鳴るのを聞いたけど暴力は見てないと証言していたようです。

再び張り切った口調で「甲61号証の組織図を示しまーす!」と証言台に近づきました。

慌てて探す左陪審w



おじいちゃん弁護士

「○○少年はですね…」




ΣΣ(゚д゚lll)



法廷にいる全ての人間がハッとしました。



「あーーーーしまったしまった。言っちゃった ハハハ」



おじいちゃん弁護士、またしても少年の本名をポロリと言っちゃいました!

しかも言った後も軽いし(ノ∀`)



裁判長

「(苦々しい顔で)あの…事件の特性からですねぇ」


おじいちゃん弁護士

「すみませんっ」


裁判長

「傍聴席も聞かなかったことにしてください(苦笑)」



( ̄□ ̄;)


いや、それは無理w

そんなこと言われたの初めてですwww



「あなた精神鑑定の資格持ってます?」

「いえ」


「ただの教官ね」

「はい」


「第二学寮のことわかりますか」

「わかります」


「事件当時何人くらいおられた?」

「大雑把に30人くらい…」


「A少年がいたの覚えてる?」

「ちょっと記憶では思い出せません」


「精神的なのあなたが担当するんじゃないの?おかしいねぇ」

「………」


※証人の仕事は、少年が体や精神の不調を訴えたとき

 病院に連れてったり上司と相談して少年院が相当か話し合うというもの


「わからないならわかないでいーよ」

「わかりません」


「少年は暴力受けてすぐ自殺しようとしなかったの何でだろ。普通ならすぐしますよね?間かなり空いてますが」

「これも少年から聞いたことなんですけどー新聞報道されるようになって頻繁に思い出すようになったと…」


「あなた知ったの4月2日と言ってますけどね~もっと前から少年が暴力受けたとされてますがねぇ、それについては調査してないんですか」

「それは…A少年のことですか?」


「あーーー…A少年!他でも!」

「ありません」



どや顔で反対尋問を終了させました。

続いて検察官からも追加で尋問。


「事件発覚したのは、少年Fが証人に訴えたことですね」

「はい」


「平成21年4月2日午前中、単独寮のF少年が「相談したいことがある」と証人に申し出たんですね」

「はい」


左陪審から質問はなく、右陪審からの質問。

「6月に病院に連れて行って原因は3月の事件だと思ったんですか」

「そーです」


「他の事件のことだとは考えなかったんですか」

「A少年がとにかくC被告から暴力と暴言のことを録音テープのように繰り返して言っていたのでよく覚えています」


「ということは、他にそのような事件の原因になることはなかったんですか」

「ないと思います」





おじいちゃん弁護士が突然割り込んできました。

裁判官はみんな失笑です。

おじいちゃんは気にすることなく(KY)質問しました。

「A少年が入院する前に精神疾患があったことは調べてますかっ!」

「聞いたことあります」


「いつ、どこで!?」

「○○病院に付き添ったときです」


「なんて言ってました?」

「中学校の頃も眠れないことがあったと」


「じゃー不眠症ってこと?」

「そうですね」



おじいちゃん弁護士は満足した顔で質問を終え

裁判長にバトンタッチ。


「少年は何が原因と言ったの?」

「「生きてく価値がない、死ね」と言われ、首を絞められたと」


「それは1回きりのこと?何回もあったこと?」

「私は知りません」


「じゃーC被告が原因だという根拠は?」

「少年がいつも思い出すと夢を見ると」


「少年から申告があったということね」

「はい」


「A少年が他の教官から暴力を受けたのは言ってましたか」

「聞いてないです」



11時50分。

証人尋問は終了しました。


続いて弁護人の冒頭陳述です。


「C被告は、ある意味では職務を一生懸命やりすぎた被害者でもあると言えます。C被告ひとりの責任ではなく、広島少年院の責任。当時の広島少年院は、荒れた状態で更生とはほど遠いものでした。新人のC被告もナメられて少年たちは言うことを全く聞きませんでした。平成17年4月にF被告が赴任してきて少年院は変化しました。暴力をふるって指導しているF被告を見習うようになって同じように指導。C被告はF被告に憧れていました。」


などなど読み上げ、広島少年院について触れました。

広島少年院は中部地方最大規模のもので

16~17歳までが第一学寮。18~20歳までが第二学寮にいて

5名程度の職員で当直をまわしていたそうです。


C被告は平成15年から約6年間ずっと第二学寮で勤務していました。

第二学寮は成人と変わらぬ体格の少年たちがいます。

その間、他の職員は転勤していき

C被告も転勤を希望していましたが受け入れてもらえずにいたそうです。


「被害少年の中にC被告に処分を求めない者もいる!」と

おじいちゃん弁護士は大きな声で言いました。

ま、初公判で聞いた内容とほぼ同じですね。



おじちゃん弁護士が裁判所に提出した証拠は以下の通り。


弁1 平成19年~21年の被告人に関する少年たちの出院時のアンケート

弁2 C被告が担当した元少年、三宅が勾留中のC被告に対して宛てた手紙

    「とてもいい教官でこんなことになって信じられない」と書いている

弁3 主任専門官だった女性が勾留中にくれた激励文(金一封も差し入れしてくれたと付け加えてました)

弁4 被告人が母親に宛てた手紙

弁5 弁護人宛の手紙(少年院の様子など書いてある)

弁6 懲戒免職を受けたということ

弁7 懲戒免職を受けたために退職金がもらえなかったこと

弁8 謝罪文18通 被害者に宛てたもの

    (少年院にいる者には渡し、出院した者には親の名前から住所を探し送った)

弁9 被害者から2通返ってきてC被告の処遇について書いたもの




こんな感じで第二回公判の午前の部は終了。

時計を見たら7分オーバーの12時7分でした。




お昼ご飯は裁判所1階の喫茶店で広島傍聴人の方々とトーストセットを食べました♪

午後の裁判は14時からだったのでたくさんお喋りできて楽しかったです(・∀・)



C被告の話になると、だいたい「酷い奴だ」「とんでもない奴だ」という意見になりますが

「暴力で押し付けられるくらいなら死んだ方がマシ」と自殺未遂を起こしたり眠れなくなったという

少年Aは一体なにをして少年院に入ったんだろう…というのもみんなが抱いていた疑問でした。

被告人より主役となった弁護人(少年院虐待事件3/3)

さて。

前回の続きですが…


もう裁判所が閉まる時間だし、あとは次回の予定を決めるだけかな…と思っていましたが、そうはいきませんでした。

おじいちゃん弁護人の奮闘を感じていただけると嬉しいです。


検察官

「○○の証人尋問を請求します」


裁判長

「証人の請求に対して弁護人のご意見は?」


弁護人

「控訴事実に関係ないので必要ないと思います!」


裁判長

「うんうん……へへへ(と資料を見ながら)えっと必要性ないということですが、検察官何かある?」


検察官

「被害を見たということで関係あると思います」



裁判長

「裁判所は証拠調べをしたいと思います」



裁判は続きました…!

乙号証の読み上げスタートです。


ギュッと目を瞑って検察官の言葉を聞く被告人。

その間、弁護人は「あっさっき検察官に書面渡しちゃった」などとブツブツ言いながらとフラフラ自由に歩いています。



弁護側は次回に冒頭陳述の予定だそうで、証拠として出所後の少年が答えたアンケートを提出したいと請求。

そしてアンケートを書いたうちのひとり、三宅(アルファベットにするとややこしいので仮名)を情状証人として請求しました。


「被告人に対し、指導によって更生し、感謝できたという男をねぇ」

とまで弁護人が話すと、全員がハッとしました。



裁判長

「あ…事件の性質上、具体的な氏名等はお控えになった方が…(苦笑)」


弁護人

「ぁあ!?この人はねー青年ですからっ!」


裁判長

「あ…でも…」


弁護人

「でも証人尋問を予定してますからっ!ぇえ?どうするんですかっ少年たってもー成人してんだからっ」


裁判長

「あーどーもすみません(笑)続けてください」



同僚だった教官が書いた手紙と被告人の謝罪文を提出し、被告人は今回の事件で職場はクビになり、退職金は支払われていないという社会的制裁を受けているとし、三宅と被告人の父と妻の情状証人、そして被告人質問を請求しました。


裁判長

「情状証人の時間はそれぞれどのくらいの予定ですか?」


弁護人

「三宅は時間がかかるのでー40分くらい。妻は15分くらい。父親は~これまた相当時間かかるので~やっぱ30分くらいっ」


裁判長

「はいっはいっわかりました。弁護側の証拠多いので、後日正式な書類で提出してください」



すると弁護人がなんと「ちょっちょっと」と柵をこえて傍聴席に入ってきました!



(゚д゚)ェェェェェェェェエエエ!!



そして傍聴席に座っている関係者らしき男性2人に

「今日持ってないの?」と(大きな)小声で話しかけました。

男性2人がカバンから紙を出すと…



「裁判所!今提出しますから!」

と紙に印鑑(?)を押させながら裁判長に発言しました。



自由すぎるだろーΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!  



17時が過ぎて空調が止まりました。



検察官

「提出は…今日されるんですか?」


弁護人

「(大きな声で)今日しまーーーーす」


そう言って書記官に書類を手渡しました。

ほんと自由だな…この人(ノ∀`)


検察官

「情状証人の請求について、父と妻については然るべく。三宅は必要性がないと考えます」


弁護人

「(すかさず)これはもー絶ぇぇぇぇぇっ対必要ですから!(怒) どういう理由で必要ないのか言ってください!三宅というこの少年は、1年8ヶ月被告人に世話になったという……あ、もう言っていいでしょ?(←今更本名について)青年になってますから!ぜひ法廷に出たいと言ってきた珍しい少年ですけどもー。私も色々話聞いてねー色々とわかったんです!」


弁護人の勢いは止まりません。

裁判官3人が顔を寄せ合ってコソコソ相談してるとこを割り込んで


弁護人

「しかもですけどねー!また付け加えますがね、アンケート書いてます!被告人に対しても手紙書いてます!」



もう裁判長はニヤニヤして弁護人の話を聞いています。


検察官

「もし!採用される場合も40分は長いのでもう少し絞って欲しいと思います」



再び裁判官3人が顔を寄せ合い相談。

今度は右陪審もニヤニヤして聞いています。


裁判長

「いずれも採用します。検察官のご意見にもありましたけども~三宅の尋問40分…かかりますか?」


弁護人

「はい!なるべく縮めますが~この少年は…少年じゃないか。とても重要な証言を持っていますのでーもう女房か父親を絞るかして尋問したいと思います!妻は結婚浅いので単純な情状証人なのでなるべく三宅に重点を置きたいと思います!」



弁護人、気合たっぷりです!

被告人に一番身近で給料の面など今回の事件で困ってるのは妻のはずなのに…

そんなに言うなら私も三宅に会いたいよ!

次回の裁判も傍聴したい!!!(゚Д゚)


裁判長

「では検察官のご意見を…」


弁護人

「(勝手に立ち上がって検察官が喋る前に)これはですねー!私は検察官にあらかじめ言ってますのでねー質問事項を全て書いて提出してますのでね、検察官は知ってるはずなんです!」


もはや笑顔知らずの鬼の女検察官も笑っちゃってましたw



裁判長

「出来るだけポイントを押さえて重点的に聞いてください」


弁護人

「ぁあー?はい、はい、はい」



裁判長に向かって「ぁあ~?」はないだろ!(゚Д゚)



そして裁判長が喋ろうとしたのをさえぎって(もはやわざと…?)


弁護人

「ちょっと要望しときたいことあるんですがー裁判所は調書をよく読んでると思いますがねぇー、67~72のまでの調書をよく読んでいただきたい!」


裁判長

「まぁそれに限らず…(笑)調書はよく読んでおきたいと思いますけど~…(笑)」



次回は情状証人の証人尋問と被告人質問になりました。


裁判長が次回の日程を言うと弁護人が「ぁあ?」と聞き返します。

もう傍聴席では緊張感がなくなったようで笑い声が…




裁判が終わったのは17時半。




ぐったりしました。




傍聴人が退廷しているとき、

突然マスクをした中年の女が柵の前まで出てきて



「Cさぁ~ん!手ついて謝ったらど-ですかぁ~」


と、C被告に向かって大きな声で言いました。



誰…このひと。

被害者の両親?支援者?人権派?


なんでマスクしてそんなこと言うんだろ。



てか、閉廷したとはいえ、関係者だろうと完全にルール違反でしょ。

そんなことしてもマスコミが喜ぶだけだと思いますが…



一瞬傍聴人の間に緊張が走りましたが、

裁判長の「傍聴人は静かに退廷してください」という言葉にゾロゾロと法廷を出ました。



マスクの女はじっとC被告をにらんでいましたが

職員は誰も彼女を止めませんでした。



何でー?






犯行に至る経緯と被害感情(少年院虐待事件2/3)

前回の傍聴記「起訴状読むだけで30分!(少年院虐待事件1/3)」 の続きです(・∀・)

罪状認否が終わり、C被告の身上・経歴、本件犯行に至る経緯などが読み上げられました。


C被告は熊本県で生まれ、大学を卒業後、平成15年に広島少年院に採用され、平成21年4月まで勤務していました。

そして5月から広島刑務所で勤務していましたが、8月に今回の事件で懲戒処分されました。


妻、長男と暮らしています。

奥さんと子供がいたんだ…(´・ω・)

前科はありません。



C被告は平成15年4月から少年院で勤務していました。

当初は少年が自分の指示に従わないことに悩み、どうしたらいいのか色々試してみましたが

平成16年には壁を殴ったり、少年を優遇して処分を受けました。


なかなか上手くいかないC被告は、先輩のA被告に処遇について相談するようになり、

ベテランのA被告が大声で怒鳴った方がいいと教えました。

A被告は処遇力のあるベテランとされていたのでそれを見習い厳しくするようになったそうです。


そしてF被告(4人の被告のあとに逮捕され、現在審理中。無罪を主張しています)が少年院にやってきました。

F被告が少年を殴ったり、シーツを首にまわしたり、遺書を書かせたり、洗剤を混ぜて「吸って死ね」と言っていたのを見て、「F被告のように少年に言うことを聞かせたいのでマネをしたい」と思うようになったC被告。。


そしてF被告の暴行を見て、自分もそれで従わせたいと考え、F被告をマネて洗剤を吸わせたり殴ったりしました。

そのことをA被告に相談したら、安易に認めたのでエスカレートしてしまいました。


平成18年春から平手打ちするようになり、より苦痛を与えることを考え、消火器のノズルを口に突っ込むなどするようになりました。


平成19年、F被告がいなくなり(F被告は平成17年4月~19年3月まで広島少年院の処遇部門のトップである首席専門官でした)、少年院では少年に暴力を加えることを否定されましたが、C被告はそのあとも続け、水をかける、裸にするなど精神的に苦痛を与えるようになり、楽しむようになっていきます。

そのうちA被告やB被告が暴行しているとき加わるようになり、A被告を中心としたA会という飲み会で集まって暴力を自慢し合うようになり、引き継簿に面白おかしく少年への虐待を書いていたようです。


事件の発覚を免れるため、更生しそうな少年には手を出さず、上司に見つかってもかばってもらえないと考え、他の教官や親にチクらないようにしていました。


C被告は少年Aに対し、平成20年に入って来た頃から言うことをきかないと思っていました。

引継ぎ簿を見て言うことを聞かないという事実を知り、

A少年を呼び「何か言うことないか?メンチ切ったんじゃないか?」と犯行に及んだそうです。

A少年は精神状態が悪くなり、自殺を考えるようになって京都の病院へ行ったとか。


…ほんとかな。



事件に至る経緯やら被害者のその後が続々と読まれていきます



落ち度のないCに暴行したり、Bに精神的苦痛(陰毛引き抜いて口に入れるってこと?)を与えようとしていた。

Dはスリッパの履き替え方が悪いと(小学生か!w)叱責され、引継ぎを受けた被告人が暴行。
かねてから言うことを聞かないEにはいつかこらしめてやろうと考え、走ったEに暴行。

Fは精神不安定になり、適応障害となって定期的に医師の診断を受けてるそうです。


他にも教官によって態度を変えてる少年や、よそ見、落ち着きがない、深夜の私語、嘘をつく、点呼のとき「しち」と言うとこを「なな」と言った、など理由は様々。

中には裁縫用具の刺繍針が3本中2本壊れていた、同室の少年の不適切な関係の疑い、など気になるものもありました。


少年院に入ったには入ったなりの理由があるわけですからね…

みんなが更生に向かって言うこときいて真面目に生活してるとは思えないので

一筋縄ではいかない少年たちを管理する人たちも大変でしょうね…


他にも新しく入ってきた少年には言うことを聞かせるため、早めに違反を見つけて暴行していたこともあったようです。(少年Mなど)



何度も被害を受けていた少年Aですが、

「何でも暴力で押し付けられるくらいなら死んだほうがマシです」と被告人に言うと

「じゃあ死ね」とあっさり返されたそうで、「このことは一生忘れない」とし、厳しい処罰を求めていました。


「何でも暴力で押し付けられるくらいなら死んだほうがマシ」って…


少年Aがどんなことをして少年院に入ったのか知りませんが

私が中学のとき最も少年院に近かった人というのは

中学をしきってた先輩女ヤンキーで何もかも暴力で押し付けてたけどなぁ…

893の娘って噂が本当だったのか野放しで、気に入らない人間(可愛いくて目立つ子とかヤンキー友達の交際を断ったときなど)見れば殴る蹴る、顔を切ると好き放題やってました。

今思えばこれって犯罪じゃん…


まぁそんなイメージしかないもんだから、

そういうとこで生きてる人たちって暴力を含めて力関係が全てだと思ってたので

少年院でも問題を起こしてる人が、暴力で注意されたりすることについて

精神的に追い詰められて自殺を考えたとかビックリしました。


逮捕された4人は、それぞれライバル心を持ったり、先輩を見習って暴行していたそうです(なんか想像できる)

それ以外の教官たちは、4人の暴力を目撃しても見ぬフリをしていたようです(これもなんか想像できる)


暗黙の了解になってたのか、それぞれ関わりたくなかったのかはわかりません。



検察官は体調が悪いのか咳き込みながら少年A~Qまでの被害感情を紹介しましたが、

ほぼ全員「厳しく罰して欲しい」と言っていました。


甲号証(検察官によって提出される証拠のうち客観的な証拠や被害者や第三者の供述にもとづく証拠とたまに説明してみる)だけで16:48


裁判所が終わるまであと12分なのでここまでとなりました。



しかし…この先からまさかそんな展開が待ってるとは…




てなわけでまだ続きます。



その3へ☆


起訴状読むだけで30分!(少年院虐待事件1/3)

前回の傍聴記からかなり空いてしまいましたが…

広島地裁で行われている、広島の少年院の看守による少年虐待事件を書きます~



前回と違う被告人ですが、広島のホテルでローカルニュースを見た友人情報によると4人の看守の中で一番酷い人だったらしいです。



今度こそたくさんの傍聴希望者が殺到するかもしれない…!

傍聴券の締め切りは午後でしたが、

午前中から傍聴しつつ様子をうかがってました。


この日は広島の傍聴人と交流できたり、

喫茶のオバチャンと仲良くなったりとてもいい1日でした。
そのときのブログ→http://kasumikkodoku.blog43.fc2.com/blog-entry-4


これから広島地裁へ行くのが楽しみです*´∀`)´∀`)*´∀`)


この日の傍聴券は24枚。

前日と違ってたくさんの希望者が来た為、抽選になりました。


パソコン抽選です。

「当選24本と補欠5本出します」と職員さんが説明しました。


…補欠!?


初めて聞きました。

てか、24本って言い方…なんか宝くじみたいw


補欠に選ばれた人は、当選者の放棄があった場合、当選順に入れるそうです。

被告人の顔を見てちょっとしたら出ちゃう傍聴人もいるのでいい制度かも。

東京地裁と違って少しでも多くの希望者に傍聴させてくれる姿勢がステキ!


ドキドキしながら当選番号が発表されるのを待っていると

「では1番の方…」と職員さんが前に呼びました。


(・ω・)…え



パソコンの前に通され、コソコソ喋って整理番号1番の女性は席に戻りました。

何をしていたんだろう…



当選して大喜びしましたが、法廷前で「キャンセル出たんで結局希望者入れました」という職員さんの雑談を聞いてしまいました。



最前列は全部記者席、そして右半分は全て関係者席でした。
被害者席にかなり場所を取ってて驚きましたが、被害者の数がハンパないとあとでわかりました。
関係者席の方を見てみると、ニット帽を深く被った中年の女性が座っていました。


…え。


法廷で帽子…ダメでしょ。
すごい事情があるのかな…いや、でも今まで見たことないです。帽子。
東京地裁だったら瞬殺で怒られますよ…

広島地裁の職員さんは誰も注意していませんでした。
裁判長は傍聴席見渡していたので気がついてないことないと思うけど…
注意しないってことは広島地裁では帽子いいの???


広島地裁の法廷は、一般人が出入りする扉の反対側の壁一面ガラスになっていて(足元は違うけど)、レースのカーテン越しに被告人や裁判官が歩いてくる姿が見えます。
宇都宮地裁も似た作りですが、広島地裁の方が光がいっぱい入って明るい気がしました。


裁判官3人がゾロゾロ歩いてくる姿や、
法廷を出たあとの被告人の表情が見られる貴重な場所です。

前日の裁判と同じく冷房ききすぎて寒く、傍聴人が震える中、2分間の撮影タイムを終えて裁判は始まりました。


C被告は法廷に一歩入って深く一礼し、被告人席に進みました。
表情はとても険しく、険しすぎてなんかもう苦しそうにも見えます。

髪は短く、色白でメガネをかけていました。
黒っぽいスーツ姿で猫背になって座っていました。


C被告は、昭和52年生まれ。
起訴状では国家公務員だけど、懲戒免職で現在無職、とのこと。

懲戒免職になったんですね…そりゃそうか。



起訴状が読まれました。
いっぱいありすぎますが、できるだけ全部書きたいと思います。
とにかく長くなると思いますが、おつきあいください。


6/29付 起訴状
平成21年3月16日頃、少年A(17)に対して胸ぐらを掴みながら腹部を数回殴り、「死ね」と言って紐で首を吊らせようとし、更に腹部を数回殴り、押し倒して足蹴にし、頚部を両手でしめつけるなどした


7/22付 起訴状
【1】
①平成20年12月22日頃、浴室において、少年B(18)に対し、眉毛を数回引き抜こうとし、顔面を殴り、足をかけて転ばせ、パンツ内に手を入れ陰毛を数本引き抜き、Bの口に入れようとし、更に腹部を殴った
②少年C(20)に対してBの陰毛を示しながら、「食え、こいつを殴れ」と命令。命令を拒否したCに対して腹部や顔面を殴った


【2】
平成21年1月9日頃、少年D(18)に対して顔面を平手で殴り、腹部を殴って蹴った。針を示しながら「この針で色んな奴のチンコに刺した。その中にC型肝炎の奴がいた。お前もチンコ出せ」と脅して針を刺し、「お前も移ったんちゃうか」と言った


【3】
平成21年1月9日頃、少年E(18)に対して顔面を数回殴り、浴室で「死ね。これで死ね」と、シャワーホースを少年Eに持たせて頚部に巻き、「もっと楽に死ねる方法がある」と、水に顔をつけさせて窒息死させようとした。更に「わしのチンコしゃぶってみろ」と言った


【4】
①平成21年2月28日、少年Fに対して顔面と腹部を数回殴って蹴った
②少年Gに対し、顔面と腹部を数回殴り、足で数回蹴って浴室に突き落とした


【5】
①平成21年2月20日頃、脱衣室において、少年B(19)に対し、ゲンコツで数回殴り、「裸になれ!この中に入れ!」と命令し、洗濯カゴに入れた
②B被告と共謀し、脱衣室・浴室において、カゴに入ってた少年Bに対し、少年I(17)及び少年J(20)に見せつけてカゴを倒して顔面を足で1回蹴るなどして、少年I、少年Jと抱き合わせるなどした


起訴状のこの部分を変更したのか、より詳しくしたものが読み上げられました。


B被告と共謀し、
①少年Bに対してゲンコツで顔面を殴り、「服を全部脱げ!この中に入れ!」と命令し、洗濯カゴに入れ、少年I(17)及び少年J(20)に見せつけてカゴを倒し床に転倒させ、陰部を握り「こいつを勃起させろ!」と命令し勃起させ、更に少年I,少年Jと抱き合わさせ殴った
②少年I、少年Jに対してBと抱き合わさせ、ヒヨコのマネをしながら回れと命令し、Bの周りを踊らせた

※このとき少年Bの本名をさらっと言っちゃってました…女検察官。



8/11付 起訴状
【1】
平成20年5月3日、体育館の物置で少年K(18)に対し、太もも付近をマクスタンドで1回殴り、腹、すね、顔面を数回殴った


【2】
平成20年11月8日、浴室において少年L(17)に対し、シャワーを頭部に浴びせ、浴槽内の湯に顔面をつけた


【3】
平成20年11月19日、浴室において少年M(18)に対し、「トイレに行かせてください」との申し出に「もらせや」と言うと共に肩を1回蹴り、「お前も腕立て伏せしとけ」と腕立てさせて失禁させ、「全部脱げ」と服を脱がせ、シャワーを顔面に当てた


【4】
平成20年12月1日頃、浴室において少年N(16)に対し、顔面に噛みつき、シャワーヘッドで数回殴るなどした


【5】
平成20年12月?日、少年G(16)に対して太ももを数回蹴り、腹部にまたがり、「殺したろか」とシャワーヘッドを顔面に押しつけた


【6】
平成20年12月16日、浴室において少年O(18)に対し、シャワーホースを頚部に巻きつけ「死ね。オレがやると殺人になるからお前がやれ」と言って蹴り、後頭部を掴み、水の入った洗面器に押しつけ窒息させようとした


【7】
①平成20年12月17日、少年T(18)に対してゲンコツで数回殴り、シャワーを示し、「熱いのと冷たいのどっちがいいんや」と顔面にかけ、数回殴り、浴室に突き落とした
②平成20年12月17日、少年B(18)の背部を足で蹴り、浴室に突き落とし、「3分間顔つけとけ」と顔を湯ぶねにつけさせ、更に足で蹴り平手で殴り、脱衣室へ行き平手で顔面を殴った
③平成20年12月17日、少年C(20)に対して腹部を1回ゲンコツで殴り、「お前の成人式を飛ばしてやる。進級期間延ばすぞ」と言った


【8】
平成20年12月24日頃、少年K(19)に対して顔面を数回平手とゲンコツで殴り、ビニル袋を頭に被せて首の辺りで袋を結び、「なに息吸っとんねん!吐け!」と、呼吸を困難にし、顔面を数回殴り、洗剤を持たせて「飲め」と命令した


【9】
平成20年12月31日頃、少年Q(16)に対して腹部を足で1回蹴った。そして浴室でゲンコツと平手で顔面を殴り、「わしが死なせてやる」とシャワーホースで首を絞めた。更に針を少年Qに示して「耳に穴を開けてやるぞ」と、針を刺すなどした


【10】
平成21年1月11日、少年O(18)に対して顔面を平手で数回、腹部を数回殴り、洗剤を渡して「ずっと嗅いどけ。これを飲め」と口につけた。「内臓がとけるって書いてあるぞ」と言い、洗剤の入った袋を頭に被せた。そして「C型肝炎の奴がおったんや」と針を太ももに突き刺した


【11】
平成21年2月12日頃、少年R(19)に対して、後頭部を抑えて顔面を壁に打ちつけ、足で数回蹴った。そして「少年院のことを言ったら殺すぞ」と、顔面を殴った


【12】
平成21年2月23日頃、物置で少年N(17)に対して顔面を平手で数回ゲンコツで殴り、腹部を数回殴って「お前の親がカスだからお前みたいな奴が生まれるんや」とシャワーヘッドで殴った





以上です。


被害者が少年Rまで出てきました。
A、B、C、D………18人…!?(((( ;゚д゚)))アワワワワ



裁判長が「今読まれた起訴状に間違いはないですか?」と聞くと

「はい。一部記憶にない部分もありますが、全て認めます」と緊張した声で答えました。


「記憶にない部分」が2点あるそうです。



裁判長

「どこですか?」


C被告

「平成21年7月22日付の第3の『お前わしのチンコしゃぶってみろ』の部分。もう一点は、第5の2の1、『陰部を手で握るなどし、コイツを勃起させろ』というところです。…被害者の方とご家族の方に多大な迷惑をおかけして申し訳なく思いますっ」


と、最後にちゃっかり謝罪までつけて記憶のない場所を答えました。



ここまでで開廷して30分。


長くなったのでとりあえずここで終了します。

続きはその2へ~

暴力で権力を誇示した少年院の法務教官


裁判傍聴記@毒人参。-広島地裁


広島地裁 へ行きました。
初めての広島地裁。

広島駅からトラムに乗って広島地裁へ行きます。

トラムに乗ってテンション上がりました♪
外国みたーい!

初めて海外に行ったときイタリアのトラムに感動して
銀座辺りにできないかなぁ~なんて思ってたけど
広島みたいな都会にあったなんて…!
(あ、そういえば松山にもあったっけ。乗ったの忘れてた)

ビルの間を走るトラム、サイコー☆


広島地裁に2日も滞在したのには理由がありまして。
とても気になった事件があったので…


とうとう広島地裁まで来ちゃったよ…私(・∀・;)


それはこれ(被告人名は全てアルファベットに置き換えています)↓



広島少年院教官4人を逮捕/公務員暴行陵虐の疑い

2009/06/09 21:57


 法務教官が逮捕された広島県東広島市の広島少年院の入り口=9日午後

 広島県東広島市の広島少年院(佐藤公昭院長)で、法務教官が収容少年に暴行していた問題で、広島地検は9日、特別公務員暴行陵虐容疑でA容疑者(43)ら教官4人を逮捕した。

 内部調査で、4人を含む教官数人の暴行が常態化していたことが既に判明。地検は「少年院の秩序を維持するために必要な有形力行使や矯正教育とは言えず、極めて悪質」として、動機や背景の解明を進める。同日、少年院を家宅捜索した。

 逮捕されたのはA容疑者のほかB(29)、C(32)、D(26)の3容疑者。地検によると、4人とも容疑を認めている。A容疑者は1993年採用で、4人の中では最もベテランだった。

 4人の逮捕容疑は昨年3月から今年3月にかけ、少年院の寮などで当時16~17歳の収容少年4人に対し、胸ぐらをつかんで殴ったことに反論されて「じゃあ死ね」と馬乗りになって首を絞めたほか、トイレに行かせず失禁させたり、ズボンにシャワーの水を掛けて紙おむつを無理やり着けさせたりした疑い。

 4月に収容少年の一人が少年院側に申し出て発覚。地検は被害に遭った少年や関係者への事情聴取を進め、法務省広島矯正管区(広島市)が9日に同容疑で告発した。

                                               (四国新聞社)  





連休は秋冬服をとりに実家に帰っていたので
東京から広島に向かいました…めっちゃ遠かったYO

私は2日に渡り、C被告とD被告の初公判を傍聴。


ちなみにB被告は9月10日に、A被告は14日に初公判が始まりました。
A被告は結審までいき、1年6月の求刑。判決待ち。


最初に傍聴したD被告の裁判の様子をお伝えします~

D被告の傍聴券は37枚。
傍聴希望者は広島地裁1階の喫茶前にある
裁判員候補の待合室に集められました。

新しい机が並べられているとてもキレイな部屋でした。
ここに裁判員候補者が集まるんだ~と感動。

傍聴券にたくさんの人が押しかけるんだろうなぁと思っていた私は
絶対ハズれるだろうと思い、宮島観光まで決めていました。



…が。
集まったのは23人。
まさかの定員割れ!(゜Д゜)


傍聴券ゲットしました~♪ワーイ


最前列は全て記者席、2列目の左右6席は関係者席になっていました。





裁判傍聴記@毒人参。-法務教官D




D被告は色白ではれぼったい目、そしてスネオヘア(byドラ●もん)。
ガチガチでとても緊張している様子。

昭和57年生まれの27歳。
北海道出身でした。それだけで親近感…(母が北海道出身なので)。
今回の事件で懲戒処分を受け、現在は無職のようです。

大学を卒業後、平成19年4月に法務教官として採用され
平成21年4月まで勤務していました。

なんと、妻と2人の子供がいます…(´.ω.`)


起訴状は6/29、7/22、8/11付けの3つ。
早くて完全には聞き取れませんでしたが大体こんな感じです。


6/29付起訴状
平成20年11月、少年院内において少年A(当時17歳)に対し、顔面をゲンコツで1回殴り、被告人を怖がって土下座した少年Aに対し頸部を1回殴った。
そして手を挙げて小用を申し出た少年Aに対し、小用を1時間禁じてトイレ前で失禁させた。



7/22付起訴状
①平成20年11月、少年B(当時16歳)に対し洗剤の容器を示し、「飲め」とBに洗剤を持たせ、「生きとってもしょーがねぇだろ、今死んでも授業中に勝手に飲んだことになるから」と洗剤を口に押し付けた。


②平成20年8月、「少し気持ち悪くなりました。トイレに行かせてください」と申し出た少年Aに対し、腹部を1回殴り、更に違う部屋に移動して数回殴った。


③平成21年1月、被告人は「トラブルないか」と少年C(当時15歳)に聞き、「知りません」と答えた少年Cに対して「私語があったろーが」と手に持ったはさみを示し、「ウソをつくなら舌を切ってやる」と舌をつかみ、はさみではさんだ。



8/11付起訴状
①平成20年3月、少年D(当時17歳)に対し肩付近に体当たりし、その後、浴室に連れて行き押し倒し、頭部を蛇口の下に持っていき、顔に1分間水を流した。


②平成20年4月、少年E(当時16歳)に対し、洗剤の容器をEに持たせ示し、「これを飲んで責任を示せ、飲め」と洗剤の入ったペットボトルを口におしつけ、浴室に突き落とした。


③平成20年8月、少年F(当時18歳)の面前に他の少年を連れてきて指し、「コイツがやられる。覚悟してるからとっととやれや。殴るなり蹴るなりしろや」と命令し、「できません」と拒否すると、「こーするんや」足で蹴った。


④平成21年11月、少年Aに対し「水を飲んでろ」と命令し、拒否すると、顔面や腹部を殴り「俺の言うことは絶対だ、流し台に行って水を飲め」と命令した。



以上です。
D被告は緊張した声で「間違いありません」と起訴事実を認めました。


恐ろしい事件です。
ちょっとしたイタズラが大きな事件となってしまい少年院に入った少年4人の人生を描いた映画「スリーパーズ(あらすじネタバレあり)」を思い出しました。
鬼教官の暴力、嫌がらせ、少年に対するレイプ、全てが16歳の私に大きなショックを与えました。
事実に基づいての話だと知り、更に大きなショックを受けました。
警察も教官も腐ってる!コワー!!と。


ただ、ひとつひとつ事件の内容を聞いていくと
映画と違う印象へと微妙に変わっていきました。


どうしてこんな事件が起こってしまったのか。

D被告は少年院で働くようになって
先輩のC被告が少年に対し大声で怒鳴ったり暴行しているのを目にし、
そんなC被告が評価されてると認識するようになりました。

平成20年3月、所属する学寮が移動となり、
少年の顔面を殴打するのを見て自分もやるようになり
次第に麻痺していき頻度も増え、エスカレートしていったみたいです。


まず映画の鬼畜教官と違うなと思ったことがひとつ。
D被告は、真面目で更生の可能性のある少年には犯行に及んでいませんでした。
(検察は少年が外に出たとき喋らないためと言ってましたが)
映画の鬼畜鬼教官は、確かそんなにワルじゃない少年や弱い少年に目をつけて狙ってた気が…

D被告は素行の悪い少年や言うことのきかない少年に対してやっていたようです。


検察官によると、D被告は平成19年からA被告の苗字から取ったA会と称する飲み会(芸人みたい…)に参加するようになり、飲み会では少年に対する暴行など自慢し合って、仕事の際に書く引継簿にも面白おかしく書いていました。
↑これをニュースで知ったときは、恐ろしい人間がいたもんだと思ったものだけど、被告人を目の前にすると、この人が?と信じられない気持ちになりました。
普段はこんなことあまりないんだけど…

検察官がハリきればハリきるほど悪意に満ちた言い回しになり
そのテンションについていけなくなる自分がいます。



事件の経緯を少し紹介。
7/22の起訴状②の事件の経緯
少年Aに対し何度も同じ指導をしていたことから腹立たしくなり、暴行を繰り返していた。
この日は収穫祭で、教官から「食べ過ぎないように」と再三注意されたのにも関わらず
「焼そばが美味しかったから」と食べ過ぎて夕食を食べたら気持ち悪くなった少年A…
少年院に入って何してんだよ…少年A…緊張感ないなぁ…
再三注意していたにも関わらず、食べ過ぎてトイレに行きたいという少年Aに腹を立てたD被告は、立腹し暴行に及びました。
他の少年も禁止されて何度も注意されているのに
ニヤニヤしたり、よそ見したり、私語があったそうです。
恐ろしい教官に怯えてそんなことできないと思ったけど
意外とゆるい感じというか…ナメてたのかな?ってちょっと思っちゃいました。


なので「被告人に恐怖を感じていた少年」「少年Aは少年院に入っただけでも申し訳ないので面会にきた家族に言えなかった」という検察官の話も…




う~ん…






ってちょっと違和感感じました。



いや、確かに暴力はいけないと思います。
思うんだけど…一筋縄ではいかない少年院の少年を想像しただけで…



う~ん…



暴力なしできちんと更生に導く教官もたくさんいるんだろうけど、
ナメられてる教官はとことんナメられてたんだろうな~って想像できて




う~ん…





ってなっちゃう自分がいました。
実際の少年院の雰囲気がわからないから勝手なことは思わない方がいいですね。




午前の裁判は10時56分に終了。


午後の裁判までかなり時間があったので
アナゴ飯を食べに宮島へ行きました(・∀・)




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