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裁判所に噛みつく中年弁護士に釘付け

私生活が忙しすぎて更新がほとんどないっす。すみません。
でも時間を見つけてはちょこちょこ書いてますので
これからもよろしくお願いします~


最近、威力妨害の裁判を傍聴したくてたまりません。
何かあったわけではないんですが…


威力妨害がなかったので似たようなモンかなぁ~と
「暴力行為等処罰に関する法律違反」というのを傍聴しました。


どんな荒くれ者かなぁ~とドキドキして法廷に入ったら…
船越栄一郎のような顔をした被告人が座っていました。


もっともっと怖い顔を想像していたのですが…

坊主頭でムッチリ体型、上下紺色のアディダスのジャージを着ていました。


なんとなくソッチ系のオーラが出ています。

開廷し、まず被害店と被害者の名前を裁判中は伏せる事になり
裁判官が検察官と弁護人に名前を出さないように注意しました。


すると…


「この法廷に関係者がいないので必要ないと思いますけどっ!!こんな事許される事がないと思います、必要がない!」
と怒り丸出しで弁護人が裁判官に噛み付いてきました。



ポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…

いきなり何?


櫻庭裁判官…
自分は初めて傍聴しましたが(多分)、とても若いです。
まさか中年弁護人にナメられてる…?


検察官は特に問題ないといった風でした。

櫻庭裁判官は少し驚いた風に見えましたが
ポーカーフェイスをキープしつつ少し考え


「裁判所は必要と認めます」
と弁護人の意見をアッサリ却下しました☆ヒュウ~



しかし。


「それは検討します」
と立ち上がりもせずそっぽを向いて発言する弁護人。



凍りつく法廷。


「その義務ありませんからっ(怒)」
と裁判官の方も見ず、ブツブツ言っています。

「ありますから」
櫻庭裁判官も弁護人の方も見ずボソッと言いました。


ま、負けてない!w
なななななんスか~この雰囲気(滝汗)



凍りついた雰囲気の中、
やっと被告人の人定尋問が始まりました。

被告人は昭和47年生まれの36歳。
都内在住の無職です。


検察官が被害店と被害者名を伏せて起訴状を読み上げました。

起訴状によると、被告人は暴力団に入っているそうです。
被告人は墨田区のパチンコ店で自己を故意に負けさせていると邪推し
店員A(24)、B(25)を出入り口に連れ出し


★店長を出せ、遠隔してんじゃないのか


★この店はサクラ使ってるんじゃないのか


★何でオレの台は出ないんだ、テメェらの名前覚えたぞ


★店の前、糞バラまいて営業できなくしてやるぞ


★オレは右翼だぞ、ナメてんのか、ぶっ殺すぞ


★街宣車を店の前つけて叫ぶぞ


★(胸部の刺青を見せ)こういうモンだけど。ナメてんのか


★下のモン使ってカチ込むぞ


★トラックで突っ込むぞ


★店潰すぞ


★タダで済むと思うなよ


★オレはここらへんをシメてるんだけど。みんなオレに気を遣ってるんだけど。ここは違うのか?



などと脅しました。
検察官が棒読みで淡々と脅し文句を読み上げました。


恐ろしいです…脅し文句。
もうお腹いっぱいです。
出来れば一生言われないで生活したいです。


読まれた起訴状について間違いがないかと櫻庭裁判官が聞くと
被告人は起訴状でイメージする人物からは想像できない
ものすっごい丁寧な話し方で


「わたくしは、邪推して…邪推してとあったと思いますが…」
と一部について不同意しようとすると

「では被告人に起訴状見せてもう一回読んでください」
と被告人に起訴状の書面を渡しました。


まさか…と思ったら
なんと検察官がもう一回起訴状を読み上げました…!




ェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェ


なにこれ…
特別扱い?


そして「4行目の「邪推して」とありますが、その時は全く根拠なく起こった事はありません」
とやっぱり丁寧すぎる口調で答えました。


中年弁護人の意見。
「被告人と同じですが~邪推という意味ですが~被告人としては根拠があったと。一方的に怒ったわけではないと」


被告人は岡山県で生まれ。
高校卒業後に上京し、職を転々として右翼団体に入り暴力団組員に。
妻と2人暮らしで、前科が一犯あります。


被害者のパチンコ屋店員Aさんの調書によると
事件のあった19時頃、いつものように働いていたところ
「お客様の対応お願いします」と言われ被告人の元へ行くと
「玉が出ない」と怒っていました。


しかし、「台について不正はない」と説明すると「もういい」と言われ
意外にも被告人の怒りはおさまりましたが、
また20時過ぎ頃、「社員の方、対応お願いします」と言われ行ってみると
また被告人が怒っていてBさんも入れて3人で話しました。


起訴状にあった脅し文句を言われ怖い思いをし、
更にもう一度呼びつけられ
「オレの携帯カバーがなくなった!どうしてくれるんだ」と今度はキレ、
「どちらで使ってましたか?」と聞くと「ナメてんのか」と外に連れ出され
被告人が着ていたトレーナーをめくり「オレこういうもんだけど」と言って、
お腹から胸にかけて色が入った刺青を見せてきました。


警察を呼ぶと急に態度を変え
「いや~ここの店員が話になんなくてイライラしてたんですよ~」
と警察に取り入っていました。


被害者はその場で説明をするのが怖くて
別室に警察を呼んで被害を説明しました。



被害者Bさんの調書も読み上げられましたが
ほとんど同じ内容なので省きます。


証拠として被告人の刺青の写真が提出されました。
被告人に確認させる時にチラッと見えてしまいました。


((;゚Д゚))ガクガクブルブル


被告人は取調べで
「殺すぞとかトラックで突っ込むぞなどとは言ってません。負けることが多く店側が遠隔してるんじゃないかという事が何度かありつい怒ってしまいました」
と話していました。


このパチンコ店には平成20年から20回くらい行った事があり
1日10万くらい負ける事もあったとか。


じゃあ行かなきゃいいじゃんって思いましたが、
そんなにやめられないんですか、パチンコって。
(やった事ないし、今後やる気もないです)


被告人が席を立った後にすぐ座った老人や女性が出ることがあったので
遠隔してるんじゃないかと考えたそうです。
50回くらい出てもおかしくないのに10回くらいしか出なかったのと(ギャンブル運がないだけじゃ…)
店員の愛想笑いがバカにされてる気がして(被告人の姿が怖いんじゃないでしょうか…)
ブチ切れてしまったので何を言ったのか覚えてないが
警察から何も不正行為が認められなかったと言われ反省したそうです。


前科については、監禁暴行で懲役4年執行猶予4年の判決を
平成12年に受けていました。



情状証人として被告人の妻が来ました。
細身で茶髪のかなり長い髪、ヴィトンのバッグを持ってきていました。
思いっきり中国名です。


裁判官が「日本語大丈夫なんですか?」と聞くと
「はい、だいたい」と弁護人は答えました。
証人も「はい、大丈夫です」とちょっとカタコトで答えました。



弁護人→妻
「被告人と結婚したのは何年前ですか」
「4年前です」


「その前からあなたは日本に来ていたのね?」
「2000年に留学生としてきました」


「日本語学校は何年行きましたか」
「2年です」


「そのあとは?」
「大学を受けて2002年に主人と知り合って1年付き合って結婚しました」


「大学は卒業しましたか」
「1年で退学しました」


「子供はいないんですか」
「はい…まだ…」


「欲しいと思ってますか」
「はい」


「仕事はしてましたか」
「2年くらいしてた」←なぜかタメ語


「被告人が逮捕されるまでは?」
「してないです」


「専業主婦?」
「はい」


「生活費は?」
「主人からもらってました」


「家賃は?」
「主人からもらってました」


「在留資格は?」
「日本人の」配偶者です」


「このままずっと日本にいたいのね?」
「はい」


「手続きは?」
「帰化する手続きをしました」


「いつ?」
「去年の12月…」


「結婚した時、被告人が暴力団組員って知ってましたか」
「知りませんでした」


「では何て聞いてましたか」
「知り合う時はぁ~仕事………」


「どういう風に聞いてましたか」
「あのとき…建築…の仕事…」


「事件当時暴力団だって知ってましたね」
「詳しくは知らない」


「でも知ってたのね」
「………うぅ~ん…はい」


「被告人と暴力団に対してどう思ってますか」
「やめて欲しい…」


「被告人に対してどう思ってますか」
「こんな事件を起こして悪いと思ってますが~これから監督して…一緒にがんばります」



弁護人はかなり時間をかけて質問していました。
検察官、櫻庭裁判官からの質問はなし。



被告人質問になりました。
いきなり被害店名を出して質問し始める弁護人。

検察官が慌てて静止しました。


「ちょっちょっと待ってください!!店名と被害者の名前は言わないように…」



櫻庭裁判官
「そうですね、先ほどそのように決めておいたのでお願いします」

被告人
「はい」


弁護人はものすごく不満そうに
「そんなの関係ないですよっ」とブツブツ言っていました。


あくまで視線は机です。
チラチラ傍聴席も見ていました。


そしてパチンコ店がおかしいと思った理由や
玉の出方、いくらつぎ込んだかなど延々と質問しています。

どんどん時間が過ぎていき、
なんと予定していた1時間が経とうとしています!
なんでこんなに時間かかってんの!?



さすがに櫻庭裁判官が弁護人に声をかけました。


裁判官
「すみませ~ん。あとどのくらいかかりますか~?」

弁護人
「15分くらいです!」←なぜか威張り口調




えー!
まだそんなにあったの!?

もういいよ~

へたくそな弁護士だなぁ(怒)



裁判官
「あっ…そうですか…10分くらいと聞きましたので…」


弁護人
「かかります!」←鼻息荒いです


裁判官
「この事件で争いはないと思うのですが…」


弁護人
「動機は違いますよ!玉が出たか出ないか…」


裁判官
「それはもう聞きましたよねぇ(イラッとして)」


弁護人
「あっそうですね。でも他にもありますっ」


裁判官
「検察官はどのくらいかかりますか?」


検察官
「10分くらい…」


裁判官
「ではあと30分くらいかかるのなら、次回に続行という事になりますが」


弁護人
「まっしょうがないですよねっ!」←偉そうに



えー!
こんな罪状で2回も裁判やるの…?
裁判員制度に向けて色んな法廷が要点をまとめて迅速に裁判を進めている中、こんな裁判で2回も…!?
青柳裁判官だったらブチ切れてるよ~



検察官も苦笑いです。


検察官
「あのっ先生…今聞いた事は何か被告人の正当化だったり量刑に関係するんですか」


弁護人
「正当化はしてないですよ、別にっ」とブツブツ。


裁判官
「あっもういいです。とりあえず今日はここまでで」



キリがないのでまとめました。
次回の予定を2日ほど出しましたが予定が合いません。
このままだと8月の夏休みに突入してしまいます。
この裁判の判決をそんなに先延ばしする必要もないと思うんだけど…


裁判官
「じゃー今日の○○時45分からは大丈夫ですか?」

なんと次の裁判のあとにまたやろうという意見!斬新!

弁護人も検察官も大丈夫ということで
裁判をひとつ挟んで続きをやろうとしたその時…


「あっすみませーん」



Σ(゚Д゚ノ)ノ



挙手して刑務官が立ち上がりました。



「あの…下の者に聞いてもらえますか?いないと困るので」





工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工


書記官が問い合わせの為に法廷を出ました。
そんな事してる間に閉廷予定の14時半は過ぎていきました…


そして数分後に戻ってきた書記官は
櫻庭裁判官にコソコソっと報告。


櫻庭裁判官は一瞬渋い顔をして
「じゃ~続行にします…」と次回期日を決めました。


刑務官の予定が合わなかったようです…
なんだか変な裁判でした。



注:この記事は2009年6月に霞っ子のブログから移動したものです



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