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被告人の職業は農業…!!☆宇都宮地裁

遠い遠い宇都宮地裁に行きました~♪ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪



裁判員制度用の法廷は、205と206号法廷で新しい建物に入っています。
古い建物にも法廷がいくつかありました。


新しい法廷に行くには、
古い建物にある正面玄関に入り左に曲がって1回外に出てます。

そして新しい建物に入るか2階の連絡通路を通っての移動になります。


「初めての人にはちょっとややこしい」と言われましたが
本当に少しややこしかったです。


宇都宮地裁を外から見た事は何度かあるのですが
初めて裁判所の中に入りました。


海外の裁判所はちょこちょこ行きましたが
近くて遠い日本の裁判所はなかなか行く機会がありません…

北は網走、関東では東京、千葉、横浜…
あとは名古屋、京都、奈良、大阪ぐらいかな…
まだまだ行ってないところだらけです!


ライブハウスだったら全国色々なトコ行ったんだけどねっ☆ヘヘヘ

今年の秋までには広島と島根、鳥取あたりを旅行したいと思っているので
機会があればそれぞれの地裁に足を運びたいと思います(*´ω`)


あ。
仙台と金沢にも行くかもなので(ぶらり一人旅です~)
その時はやっぱり地裁に…(*´Д`)ハァハァ



裁判所に着いた時はちょうど昼休みだったので
「裁判所に食堂ってありますか?」と受付の人に聞いてみると

「あぁ~ないでんすよ~」と笑顔で言われました。



マジで?(;´_ゝ`)  


そういえば電話で問い合わせた時も
「裁判所でご飯食べるところはないんですけど、近くに東武線の駅がありましてお店がいっぱいありますからそちらで…」
と言われてました。


職員さんは外へ買いに行ったり、食べに行ってるようです。
雨の日、雪の日、暑い日、寒い日…不便ですね!ご苦労様です!


奈良地裁でも食堂はないって言われたけど
裁判所ってもう食堂は作らない方向なのでしょうか…?

社員食堂とか好きなのでちょっと寂しいです~


この日は相当体調が悪かったのでご飯どころじゃなく
近くの喫茶店でぐったりして休んでました。


目当ての裁判は逃しましたが、

せっかく来たので宇都宮地裁で傍聴してきました~


最初の裁判は窃盗です。

法廷は203号法廷。
古い法廷の方です。


法廷はレトロ調なイス(木の枠組み、赤茶色の合皮を鋲止め)が使われていました。
短髪で小太り被告人はすでに刑務官に挟まれ証言台の後ろのイスに座っています。
薄い茶色のジャケットを着て紺色のスウェットパンツをはき
足元は茶色いサンダルでした。
サンダルは東京地裁でよく見かけるものです。


傍聴人は2人だけ…
あと被告人の母親と妹が座っていました。


法廷の左側に廊下があって、昭和風のガラス戸から
裁判長が颯爽と歩いてるのが見えました!
廊下がギシギシなり、ガラス戸が歩く振動でガタガタ揺れ大興奮です!


被告人は昭和54年生まれの28歳。
栃木県H郡に住む農家の主でした!


職業・農業…
霞ヶ関の裁判所ではめったに聞けない職業です!レア~
以前、力士に取り押さえられた強制わいせつの男の実家が
千葉県のイチゴ農家だったような…(被告人は調理師ですが)
自分が傍聴した農家系はそれだけです!


裁判官はちょっと訛ってました…(萌)



起訴状は2/19付と4/7付の2つありました。


2/19付起訴状
平成20年2月8日14時半頃、ガラクタ鑑定団平沢店(すみません…ちゃんとメモ出来てないかもです)でバッグ(販売価格9800円)を窃取。

4/9付起訴状
平成20年2月7日11時半頃、水戸市にあるガラクタ鑑定団でゲーム機用チップ2点(販売価格39600円)を窃取。

起訴状の内容を認めました。


被告人は高校卒業後、組立工運転手として働き、犯行時は農業をしていて実家で母親と暮らしていました。
万引き1犯、窃盗2犯の前科があります。


水戸市内にある店舗でゲーム機用チップを窃取。
高額商品が入っていて鍵がかかっているガラス戸を歪ませ、
隙間から針金を入れ商品をひっかけて盗むという手口でした。
(なるほど~と感心してしまいました)


これを23000円で売却しましたが、
パチンコで全て使ってしまい金がなくなったので
再び店に行き物色。


ポーターのバッグを見つけ、売れるし見つかりにくい大きさだったので
針金で同じように窃取して店を出たが警戒していた店員に見つかり捕まりました。



店長の証言です。
「前日万引きされたと水戸店から連絡され、商品番号などでそれが当店で売られている事がわかりました。その後、防犯カメラに映っていた男と似た男が来たので注意してみていたら腹に何か隠しました」


お腹に隠したのかぁ…

思わず被告人のぽっこりしたお腹を見てしまいました。


そういえば名探偵コナンの話で死体を運ぶトリックに
昔デブだった男が久々に再会した友人達に太ったままの姿を装って
お腹の中に殺した女の頭を入れて運んだっていう斬新なものがあったなー

本当に子供向けのマンガなのか…と思いましたよ( ´_ゝ`)  


被告人は警察の取調べで
「カバンには結束帯がついていたので、一旦車に戻ってカッターを持ってきて切ってトートバッグをパーカーの裾から入れて盗み、ポケモンのコインが高値だったので針金でひっかけて盗み、平沢店で売りました」



さすが田舎!
移動距離が凄いな~と思ったら車社会でした~☆


情状証人で母親が来ました。
全身真っ黒の服装でした。
気持ちの表れでしょうか…深読みしすぎ?


裁判官が宣誓を読んでもらうようにお願いすると…



「………は?」


Σ(゚Д゚;) 
耳が遠いようです。


「(めっちゃ大声で)今からねーあなたを承認としてー!」
「(遮って)すみません、耳遠いもんですから…」


「(めっちゃ大声で)聞こえてるー?」
「あー……はい」


嘘をつかないという宣誓を読んで弁護人から質問スタートです。



「お父さん、農業していたんですね?」
「はい」


「畑持ってたのね?」
「はい」


「どのくらい?」
「8反分弱ですね」



8反…どのくらいの広さか全然わかりません!



調べました。
1反991.74 m²だそうです。


「息子さんが拘置所に入ってましたね」
「はい」


「今、田植えの時期ですよね~出来ましたか?」←田舎らしい質問です!ハァハァ
「はいっ!……あっえっと大丈夫です、ダメです」



…?どっち?


「前回裁判のあとで盗みはしないでって言いましたか?」
「はい。それは口がすっぱくなるほど言いました」


「息子さんいないと困りますよねぇ。これからずっと監督できるって言えますか?」
「……グスン はい」



妹もグスンとしてました。


「被害金39600円は書類が間に合わなかったけど、妹さんがちゃんと払う気ありますよね?」
「はい、あります」


妹が払うの…?
疑問に残りました。



検察官の質問です。
「娘さんは近くに住んでるの?」
「はい」


「お母さんは何が原因…」
「え?聞こえない…」


急に耳が遠くなりました。

「(大きい声で)聞こえない?前の裁判が終わってから被告人と喋りました?」
「はい、喋りました」


「被告人は何で万引きをすると思いますか?」
「あーーーーー…それはちょっと…」


「ではぁ~前の裁判の時、何で盗みやったんだって聞かなかったの?」
「忘れてました」



随分のんきです( ´_ゝ`)  



裁判長も質問します。
「息子さんと一緒に住んでいたんですか?」
「はい」


「仕事は息子さん一人?」
「はい。父親の分を…」


「いつ死んだの?」
「畑だけの人です…」


「いやいやいや、死んだの。ご主人」
「去年の暮れです」


「このあと夏になれば息子さんにやってもらうつもりなの?」
「…ハ…ハァ(笑)」←なぜか笑ってました…


「これからは手伝っていくんじゃなくてー自分でやっていけないといけないんだけどーちゃんと言えるかなぁ?」
「ハイッそれは去年の暮れに死んだ時言ったつもりなんですが」



被告人質問になりました。
弁護人→被告人


「県立の工業高校機械科を卒業後、コマツ製作所を怪我で辞めたみたいですが…なに?事故?」
「はい…自分が…」


小さな声でボソボソと答えます。


「重いものは持てないっていう…」
「いえ、腰を打ったので」


「コマツではそういう仕事だから辞めたのね。何でこんな事したの?調書には「小遣い稼ぎ」って書いてあったけど…本当?」
「はい、そうです」


28歳の犯行動機とは思えません…


「お母さんと妹さん、田植えできますか?」←やっぱり農業の質問ははずせません!
「いえ」


「初めてやったならわかるけど、2回も3回おやってると信用失っちゃうからね。お母さんも生活大変なのわかるでしょ?もう二度とやらないね?」
「はい」


弁護人は好きなだけ喋ってという感じで被告人質問を終わらせました。



被告人は若干泣いたまま検察官の質問に答えます。


「何の為に小遣いが欲しかったんですか?」
「…………」


「何の為の小遣い銭?」←小遣い銭って…検察官若いのにwww
「タバコとか遊びとか…」


「生活には困ってなかったって事?」
「………はい…グスン」


「何で小遣い稼ぎで万引きなんですか?」
「仕事もなくて…」


「ま~その時期(逮捕時の冬)は仕事ないんですよね~」と検察官。



農業事情を考えての発言ですw


「アルバイトすればいいんじゃないの?」
「見つからなくて…」



田舎だしね~
と私も心の中で納得。


「調書によると水戸で思ってたより高くなくてプラプラして違う店に行ってプラプラして…もともと万引きしに行ってたんじゃないんですかぁ?」
「いえ、はじめは違います」


「平成14年に初めて裁判受けてますが~これが初めての盗みじゃないですよねっ」
「…はい」


「5月6月にもやってますよねっ」
「…はい」


「そのあと裁判やって執行猶予つきの判決でしたよね」
「はい」


「執行猶予切れてればやっていいんですか?」
「いえ」


「執行猶予切れて何年?」
「2年です」


「(大げさに驚いて)たった2年!?またやったんですよねぇ」
「はい」


「ポケモンのチップ高いのわかってますよねぇ。あとバッグ。これ以上高いのもあったけど隠しやすいから選んだんだよねぇ」

「はい…あととりやすくて…」


「とりやすくはないでしょ!?カッター持ってきてるんですから!!」

「…はぁ」


そういう事じゃないと思うんだけどなぁ…検察官。
ちょっと考えればわかると思うんだけど。


「(少しためて)手馴れてますよねぇ」
「………」


「ホントにこれだけなんですかぁ?」
「いえ、検察の取調べで他にもやってると言いました」


張り切って更に罪を暴こうとしましたが
すでに他の犯行も認めていたようですw



検察官ダサー☆


「うん…どのくらい?」←勢いがなくなったw
「7,8件…」


「(再び偉そうに)じゃー盗み癖抜けてないんじゃないですか!?」
「………」


「田植えどころじゃないんじゃないですか!?」←やっぱり田植えw
「………はい」


「どうするんですか?」
「手に職をつけて…」


「あなた今、手に仕事ないの?」
「オヤジが入院して仕事辞めてるので…今は田植えです」


「私が聞いてるのはこれからどうするんですかって事!」←え?そうなの?w
「…ですから手に職をつけて…」


「(遮って)それは監督がいらないって事ですか!」←え?なぜそうなる…w
「それは言ってないです。どのように監督するかオレがいう事なんですか…?」




「(遮って)私が質問してるんです!」


…(゚Д゚)ハァ?

終わりの見えない戦いでした…


下里敬明裁判官(今さらフルネーム)の質問です。
「手に職をつけてって言ってるけど、これは農業の事なの?」
「ま、オヤジは兼業農家だったので同じように昼は働いて夜は帰ってきて農業をしようと」


「それで8反もあるの?(驚)やってけるの?」
「まーほとんどオヤジ一人でやってたもんなんで3人で協力して…」


「仕事辞めたのは平成何年?」
「6年前くらい…」


「それはコマツ?」
「はい」


「それからアルバイトはずっとしてなかったの?」
「してました」


「平成14年の時は何してたの?」
「何もしていませんでした」


「あー…じゃあ要するに。ブラブラしてる時にやってたのね」
「まー家にかえってなかった時は」


「農業の知識はあるの?」
「田植え、稲刈りは…はい」


「さっき体悪いって言ってたけど、出来るの?」
「はい。今は」


「執行猶予中はどうしてたの?働いてないの?」
「いえ、働いてました」


「何してたの?」
「親戚のステーキ屋とか…」


「それだけ?」
「いえ、工場で勤務です」


「じゃあずっとやってたの?」
「いえ。執行猶予の最初の方はステーキ屋で、そのあと工場の仕事を見つけました」


意外とちゃんとしてる被告人でした。


「仕事見つけるアテはあるの?」
「今のとこありません」


「食べるのには困らないのね」
「はい」


「じゃー何の金が欲しかったの?」
「友達と遊んだりパチンコとか…」


「これからもやってくつもりなの?」
「いえ、パチンコはもう…」


「やっぱ一番お金を使うのはパチコなの?」
「はい」


「もう執行猶予が過ぎたからやってもいいと思ったわけ?」
「…いえ」


「執行猶予中はやったら大変ってわかってたの?」
「はい」


「切れたらやってもいいと思ってたわけ?」←同じ質問ばっかり…
「いえ」


「それなら何で?」
「………」


「わからないか、よく」
「………」


「答えられないかね」
「まー仕事もしないでプラプラして…ま、楽にと…」


「だから執行猶予切れたからってまたやったら困るよ?いーい?反省してる?」
「はい」



求刑は懲役1年6月。


弁護人は最終弁論で
父親が平成19年12月9日にすい臓がんで亡くなった事と
小遣いは母親が管理していたのでお金欲しさに窃盗してしまったと言いました。
働いてなかったとはいえ、母親に小遣いを管理される28歳の男…



てか、28歳で小遣いって…!



最後の言葉。
「万引きしたお店や母や妹にも迷惑をかけ私利私欲の為にしてしまった事を反省しております!」




搾り出すように言った最後の言葉を裁判官は「ふーん」で流してました…!ジーザス!!


10分押しで裁判は終了。



「人間関係が大変だから絶対に農家に嫁に行くな」
と昔から口をすっぱくして言う母の姿を思い出しました。


ちなみに、農家とか全く縁がないんですケド( ´_ゝ`)  


母のよくわからない偏見は天下一品です。


注:この記事は2009年6月に霞っ子のブログから移動したものです





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