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裁判官まで本名言っちゃった!(少年院虐待事件2 2/6)

法廷に入ると午前より記者が増えていました。


女検察官が弁護人に近づき

「証人尋問でも被害者の名前を出さないように注意してくださいっ」

と怒り顔で注意していましたw


「あ~はいはい(笑)慣れてないもんでね~すんません。あなた方はしょっちゅうだろうけど私は慣れてないんでねー(笑)気をつけますよ、そりゃ」

おじいちゃん弁護士は軽く流していました。


14時5分、悲痛な顔したC被告が入廷し裁判スタート。


まずはC被告のおかげで更生できたという元少年・三宅が出廷。

黒いトレーナー、デニムのパンツ、モサモサのお猿さんみたいな髪型(昔の森昌子?)でした。

ちょっと怖い顔をしていましたが、澄んだきれいな声でした。

緊張しているのか声が小さくて聞き取りにくかったです…orz


三宅が出廷すると傍聴席の後方に座っていた

パーカーのフードをかぶった男がクックックと笑いをこらえてました。

三宅のことを知っているのでしょうか…

それにしても裁判所でなんつー態度だよ…(´Д`)



弁護人から尋問しました。


「いつからいつまで入所してたの?」

「平成19年3月から平成20年8月までです」


「どのくらい?」

「だいたい2年…1年8ヶ月です」


「ま…ちょっと長いけど、それは置いといて。どこにいましたか」

「第二学寮です」


「今回の事件をいつ、どのように知りましたか」

「検察庁の方が広島少年院に捜査に入ってるというニュースをやってると、仕事中だったのですが、婚約者に聞きました」

「それを聞いて何かしましたか?」

「私は仕事中でしたが、すぐ家に帰って着替えて少年院へ行きました」

「どうして?」

「広島少年院は自分の中でも一番の宝物だから行きました」


フードを被って傍聴している男が「プッ」と吹き出しました。

その男を見てみると、両手で口元を隠し笑いをこらえてます。

両親らしき人たちに小突かれていました。


この男は何か知っているのでしょうか…少年院出身?(・ω・)

なんでもいいけど感じが悪すぎるんですが…


「どうして宝物だったの?」

「特にC先生にはお世話になりました」


「少年院へ行ってどうしたんですか」

「先生に会わせてくれと警察にお願いしましたがダメで、出てきたO先生に話を聞いて泣いて帰りました


「どうして泣いたの?普通の感覚ではわかんないけど」

「自分は家族というものを持っておらず、施設で育ってきましたが~広島少年院でお世話になったことで家族のように思っていたので家族が壊された気がして泣いてしまいました」

「平成19年3月に入所されたとき、自分でどんな少年だったと思う?」

「僕はいる期間を見てもらえればわかrと思いますが~大人を信じられないときで、先生の言うことは反抗して言うことを聞いていませんでした」


「それはずっと?それとも指導されて変わったのかな?」

「少年院に入った当時に不服申し立て書を毎日毎日書いて、ご飯も食べずにいたんですが、その時C先生が個別指導してくださって~その指導に心が揺らぎ、でもまだ大人を信じられなくて…しかし個別指導を重ねていくにしたがって心を開いていくようになりました」


「被告人から暴行受けたことある?」

「胸ぐらを掴まれる程度はあります」


「どうしてあなたは…他の少年と違ってされなかったんですかねぇ」

「それは…先生の厳しい指導を愛情ととっていたので先生もわかってくださってたと思うんで~絆が生まれてそういうことにならなかったと思います」


「遺書を書かされたことはありますか」

「あります」


「どんなとき?」

「転寮した際に自分はいつも自殺したいという自殺願望がありまして…死にたい死にたいと言ってたら「書け」と」


「それで書いたの?」

「はい」


「どういうの?」

「どうして死にたいか、今まで傷ついたことなどをひとつずつ書いて~そして被害者に対しての謝罪も書きました」


「それは意味があったと思う?無理やり書かされたの?」

「僕の取り方としては、上がっていく段階でわかったんですが、傷ついてることを全て表に出して、悪いことも表に出して~先生はひとつずつくみとって指導してくださったんじゃないかと」


「直接F被告から指導されたことはありますか」

「入院して暴れたときに指導を1回受けました。それだけです」


「その後、F被告からIさんという首席に変わりましたが、少年院は変わった?」

「僕から見て少年院が苦しい指導してるなと思いました」


「F被告のときは秩序が保たれてたの?」

「はい」


「F被告の指導に出てくるインフォーマルだとかって何なの?」

「インフォーマル(悪い集団)が少しでも出来ると、周りのフォーマル(いい集団)も全てインフォーマルになるので、そうしないためには馴れ合うんじゃなくて、規律を守って指導更生させるという考えです」


「入院したとき、寮はどんな状態でしたか」

「入ったころは荒れてなかったです」


「F被告が来てシメたっちゅーか指導したあとだったのね」

「はい」


「C被告が少年を殴ってんの見たことある?」

「大声で指導してるのは見たけど、暴力はないです」


「他の先生は?」

「僕が見る限りでは胸ぐらを掴んで壁に叩きつける行為は何べんも見たことあります」


「それを他の教官が見ていたことは?」

「それはあると思います」


「どうしてそう言えるの?」

「それは先生の指導しているときには必ず他の教官がいたからです」


「どうしていたの?」

「僕から見たら勉強しているように見えました」


「C被告に任せているとこはなかった?」

「それはあったと思います。どうしても言うことの聞かない少年に対してはC先生に任せてたと思います」


「C被告が他の被告人と比べて事件数が多いのは何でだと思う?」

「やっぱりその~C先生に全て指導してくれ~と他の先生などが指導できなくてお願いしてたと思います。他にもよく呼ばれてたし、みんなC先生、C先生と担ぎ上げていました」


まだまだ続く長い長い証人尋問に裁判長もしびれを切らしたのか

「まだ質問はありますか」とおじいちゃん弁護士に聞いていました。


「はい、あとひとつ。C被告に指導されて変わった?」

「はい。僕はC先生の指導があって変わったと思います」



検察官の反対尋問になりました。

「遺書を書けと言われたけど、無理やり書かされてないのね」

「はい」


「では「死ね」と言われたり、首にホースを巻かれたりしたことは?」

「ないです」


「大人を信じてないときの入ったばかりのあなたが、もしそのようなことをされたらどう思いますか」

「まー僕は他の教官に死ねと言われたことありますが……」


「C被告の起訴内容は知っていますか」

「はい」


「あなた暴行見てないのに何で教官が見てたと言えるの?」

「カーテンを閉められていたので見てないけど、中に入っていったので」


「では暴行のとき他の教官がいたというのは想像ですか」

「はい」


「あなたはなぜ指導のこと詳しいんですか」

「はい。C先生が全て集会で話していたので」


「裁判が始まってから知ったということは?」

「ないです」


「新聞や弁護士さんに教えてもらった、知ったということは?」

「ないです」



ここで中堅っぽい検察官にバトンタッチ。


「あなたが少年院に入った罪名は?」

「傷害です」


「C被告の指導で事件について話しましたか」

「はい」


「どうしてしたか話しましたか」

「話してません」


「暴力ふるったこと、C被告はどう言ってましたか」

「私は人と話すときに先に暴力が出てしまっていたので~言葉で表現できるように一生懸命指導してくれました」


「被害者に対してどう向き合えと指導されましたか」

「特に…されてないです」


「なんであなたは暴力を受けてないと思いますか」

「自分はC先生と向き合って話したからだと思います」


「反抗してないからというのは」

「ないです(即答)」


この検察官は「C被告の指導は愛のムチだと思ってる」という三宅に対し

「それはあなたの推測ですね」とバッサリ斬っちゃうような人でした。



左陪審の質問になりました。

「少年院のとき、名前が違うことがあったようで…」

「はい」



「えーーーーっと。笹岡さん…」



(゚Д゚)え



「あーーーーーーーーースミマセン!」



三宅証人は少年院を出てから名前が変わったようです。

左陪審はウッカリそのときの名前を言ってしまいました!

まさか「裁判に慣れている」裁判官まで言っちゃうとは…w


(>_<)←まさにこの絵文字の顔になってましたw



裁判長は

「まぁいいですよ、難しいですから…笑」と小声で優しくフォローしていました。



右陪審の質問です。

「少年院を出てからC被告と会ったことは?」

「拘置所に面会に行きました」


「どんな話をしましたか?」

「ぼくはずっと先生のこと大好きですと」


「C被告はどんな様子でしたか?」

「泣いてました」


「事件のことは?」

「してません」


「他の少年の暴行場面は見たことないと」

「はい」


「大声で怒鳴ってるというのは何度も見たということですが、どういう人が厳しく指導されていたんですか」

「やはり秩序を乱す…人たちを厳しく…」


「厳しくとは?具体的に」

「胸ぐらを掴んだりとか。どれだけ周り…先生たちが思ってるのか考えてるのかと愛情たっぷりに指導してくださっていたんです」


「先ほどから愛のムチと出てきていますが…どうしてそう言いきれるんですか?」

「指導の仕方というか…自分が入院した当初、ご飯を抜いたり不服申し立て書を毎日書いていたのに「ご飯食べないとアカンやん」と優しく声をかけてくださって、長い間喋ってくれて、自分の悲惨な過去も知ってくれて「じゃあ一緒にそれを乗り越えて頑張っていこうか」と…「一緒に」というのに心が揺らいでついていこうという気になって、そのうち指導を何度もしてもらって「お前が大事なんや、死んだらあかん。お前は生きていかなあかん」と声をかけてくれたことです」


「どういう行動が特に悪いと言われてたんですか」

「家族を裏切る、馴れ合い…特に私語。そして私語をして壁叩きをしても先生に伝えないというのは「馴れ合い」ということで叱られました」



最後は裁判長から質問です

「厳しい指導受ける人と受けない人いるの?」

「いません」


「みんな受けてるの?」

「もちろん頑張っている少年にはないですけど、頑張っていない、秩序を乱す少年はあったと思います」


「あなたいたときでもよく指導受ける人とそうでない人いたの?」

「そうですね。私がよく受けてましたのでー他の少年はみんな規律を守っていたので」


「あのーーーー。あなたの名前で一覧表あるじゃないですか。名前言ってもらっちゃ困るけどー(笑)、この中で知ってる人いる?」

「います」


「誰?」

「AとBとKと…ぐらいです」


「この3人は特に厳しく指導されてたんじゃないの?」

「自分が覚えてる中では~あんまり…問題行動があった少年とは思えないんですが…」


「あーーそう?あなたとしてはそう思うの?」

「自分と…Bに対しては見たことありましたが~そこまで厳しいとは…」


「どんな指導してた?」

「苗字だけ覚えていたんで~あってれば厳しく…」


「胸ぐら掴んだりとか?」

「ないですっ」


「大声は?」

「……はありましたけど~そこまで大きな声ではなかったかと」



中堅検察官が立ち上がりました。

「先ほどあなたが知ってると答えたAさんですが、あなたと入院の時期が重なってないけどー違うのかな?」

「あ、じゃーそうです。違うと思います」


「Bさん…この人もあなたと入院が重なってませんが…」

「あ、じゃあ違うと思います」



15時21分に終了。

長かった…



三宅さんのように広島少年院(C被告や他の被告の指導も含めて)で更生できた人もたくさんいると思うので、今回のような事件になって本当に残念だなぁと思います。



なんと休憩なしで次の証人尋問になりました。

次はC被告の父親が登場です!




※登場人物は全て仮名です


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うっかりすぎるよ おじいちゃん弁護人!(少年院虐待事件2 1/6)

衝撃の初公判から18日。



あのおじいちゃん弁護士が気になっちゃって…




また広島地裁へ行っちゃいました!エヘ
広島少年院の虐待事件で一番酷いと言われているC被告の第二回公判です。


初公判と違い、傍聴希望者は法廷前に並ばされました。
「ニュースを見て傍聴人が一気に増えたらどうしよう…」と不安でしたが、
傍聴券35枚に対し、希望者はかなり少なく定員割れでアッサリ入れました☆


一足早く法廷に入っていた怖~い女検察官はリラックスモード。

笑顔で男検察官2人とお喋りしていました(゚Д゚)ちょっとビックリ



傍聴席は最前列全ての席と2列目真ん中が記者席。

そして残りのほとんどが関係者席となっていました。

またしてもニット帽を深く被った中年女性がいました。

今回はパーカーのフードを被ったストリート系若者までいました…

職員さんは誰も注意してません。



11時8分、裁判官が入廷。
なぜ押したかは不明。


11時12分、C被告が入廷し開廷しました。



まずは検察側の証人尋問がスタートしました。

事件が起きた少年院で働いていた人物です。

グレイのスーツにメガネの中年男性でした。


宣誓の文章は地方によって微妙に違いますが、広島地裁では

「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、何事もつけ加えないことを誓います」でした。



内部の人間が被告人の敵側として証人に………(・ω・)ウーン



まずは検察官からの尋問です。


「C被告の暴力事件を知っていますね?」

「はい」


「被害者にA少年がいたのはご存知ですか」

「はい」


「平成21年4月に事件が発覚しましたが、そのとき証人も事件のあった少年院で働いていたのですか?」

「はい」


「あなたから見てA少年の性格は?」

「まぁ特別目立つことはないんですけど~普通よりは動きが機敏ではない…ただ一生懸命更生しようとしていました」


A少年は6月あたりから精神不安定になり「死にたい」と言い出し、

6月6日、格子にシーツを巻き自殺しようとしたとこを看守が見つけ制止、

その後14日、15日とタオルケットを首に巻ききつく縛っていたそうです。

寝ても起きてもC被告の暴言、暴力を思い出し、不眠になったとA少年が漏らしていたと証言しました。



「タオルで首をしめていたときの少年Aはどんな様子でしたか」

「非常に強い力でした。職員が1本ずつ指をといて外していく感じでした」


「何か処置はしましたか」

「6月9日に精神医療センターで受診させました」



裁判傍聴記@毒人参。-c被告

ずっと悲痛な顔(?)のC被告。



「死のうとして約3ヶ月、今日まで生きているのが不服?こうしたのは先生でC(32)」

「死亡、死」
などと少年Aはノートに書き込んでいたそうです。


「初めてこのノートを見たのはいつですか」

「自殺未遂して2~3日だと思います」


「これを見てどう思いますか」

「非常に危険だと思いました。自殺未遂してますし、死にたいと言ってるので…」


「この字は…ボールペンで書かれたわけじゃないけど…何かわかりますか?」



「この字については、被告人は自分の顔を殴って鼻血を出してその血で書いたとA少年は言っています」




(゚Д゚)


思わずメモしている手を止めて証人の方を見てしまいました。


は…鼻血!?

指とか手首を切って…じゃなくて鼻血!?

あ、刃物持っちゃいけないからか。

鼻血はめちゃくちゃ出るからいっぱい恨みの字が書けたことでしょうね…


「少年Aの症状については、医師はなんと言っていますか」

「適応障害と聞いています。これがずっと続くとPTSDになると聞いています」


「A少年がこうなってしまった原因は何だと思いますか」

「A少年から何度も聞いたことありますが~C被告からの暴言、暴力が原因だと思います」


20分ほどで検察官の尋問は終了。

続いておじいちゃん弁護士の反対尋問です。


「いつどのようにして暴力事件を知ったの?」

「……それは事件全体のことですか?」


「うん」

「4月2日です」


「7月?いつの?」

「(強い口調で)4月です!」


「ぁあ?」←(ノ∀`)

「4月2日です、今年の!」


「乙1号証示します!」と、興奮気味で張り切って言ったかと思うと

「え…ないです」と困る書記官。

「ぁあ!?乙…あ、2です」とマイペースなおじちゃん弁護士。大丈夫か…?


裁判長

「あの、趣旨は…最初に趣旨を述べてください」


おじいちゃん弁護士

「だからー7月って言ったからー」


裁判長

「4月です」


おじいちゃん弁護士

「あ?4月?うん、でももっと前から知ってるっていう…」


裁判長

「(困った顔で)とりあえず聞いてください」



証人は大声で怒鳴るのを聞いたけど暴力は見てないと証言していたようです。

再び張り切った口調で「甲61号証の組織図を示しまーす!」と証言台に近づきました。

慌てて探す左陪審w



おじいちゃん弁護士

「○○少年はですね…」




ΣΣ(゚д゚lll)



法廷にいる全ての人間がハッとしました。



「あーーーーしまったしまった。言っちゃった ハハハ」



おじいちゃん弁護士、またしても少年の本名をポロリと言っちゃいました!

しかも言った後も軽いし(ノ∀`)



裁判長

「(苦々しい顔で)あの…事件の特性からですねぇ」


おじいちゃん弁護士

「すみませんっ」


裁判長

「傍聴席も聞かなかったことにしてください(苦笑)」



( ̄□ ̄;)


いや、それは無理w

そんなこと言われたの初めてですwww



「あなた精神鑑定の資格持ってます?」

「いえ」


「ただの教官ね」

「はい」


「第二学寮のことわかりますか」

「わかります」


「事件当時何人くらいおられた?」

「大雑把に30人くらい…」


「A少年がいたの覚えてる?」

「ちょっと記憶では思い出せません」


「精神的なのあなたが担当するんじゃないの?おかしいねぇ」

「………」


※証人の仕事は、少年が体や精神の不調を訴えたとき

 病院に連れてったり上司と相談して少年院が相当か話し合うというもの


「わからないならわかないでいーよ」

「わかりません」


「少年は暴力受けてすぐ自殺しようとしなかったの何でだろ。普通ならすぐしますよね?間かなり空いてますが」

「これも少年から聞いたことなんですけどー新聞報道されるようになって頻繁に思い出すようになったと…」


「あなた知ったの4月2日と言ってますけどね~もっと前から少年が暴力受けたとされてますがねぇ、それについては調査してないんですか」

「それは…A少年のことですか?」


「あーーー…A少年!他でも!」

「ありません」



どや顔で反対尋問を終了させました。

続いて検察官からも追加で尋問。


「事件発覚したのは、少年Fが証人に訴えたことですね」

「はい」


「平成21年4月2日午前中、単独寮のF少年が「相談したいことがある」と証人に申し出たんですね」

「はい」


左陪審から質問はなく、右陪審からの質問。

「6月に病院に連れて行って原因は3月の事件だと思ったんですか」

「そーです」


「他の事件のことだとは考えなかったんですか」

「A少年がとにかくC被告から暴力と暴言のことを録音テープのように繰り返して言っていたのでよく覚えています」


「ということは、他にそのような事件の原因になることはなかったんですか」

「ないと思います」





おじいちゃん弁護士が突然割り込んできました。

裁判官はみんな失笑です。

おじいちゃんは気にすることなく(KY)質問しました。

「A少年が入院する前に精神疾患があったことは調べてますかっ!」

「聞いたことあります」


「いつ、どこで!?」

「○○病院に付き添ったときです」


「なんて言ってました?」

「中学校の頃も眠れないことがあったと」


「じゃー不眠症ってこと?」

「そうですね」



おじいちゃん弁護士は満足した顔で質問を終え

裁判長にバトンタッチ。


「少年は何が原因と言ったの?」

「「生きてく価値がない、死ね」と言われ、首を絞められたと」


「それは1回きりのこと?何回もあったこと?」

「私は知りません」


「じゃーC被告が原因だという根拠は?」

「少年がいつも思い出すと夢を見ると」


「少年から申告があったということね」

「はい」


「A少年が他の教官から暴力を受けたのは言ってましたか」

「聞いてないです」



11時50分。

証人尋問は終了しました。


続いて弁護人の冒頭陳述です。


「C被告は、ある意味では職務を一生懸命やりすぎた被害者でもあると言えます。C被告ひとりの責任ではなく、広島少年院の責任。当時の広島少年院は、荒れた状態で更生とはほど遠いものでした。新人のC被告もナメられて少年たちは言うことを全く聞きませんでした。平成17年4月にF被告が赴任してきて少年院は変化しました。暴力をふるって指導しているF被告を見習うようになって同じように指導。C被告はF被告に憧れていました。」


などなど読み上げ、広島少年院について触れました。

広島少年院は中部地方最大規模のもので

16~17歳までが第一学寮。18~20歳までが第二学寮にいて

5名程度の職員で当直をまわしていたそうです。


C被告は平成15年から約6年間ずっと第二学寮で勤務していました。

第二学寮は成人と変わらぬ体格の少年たちがいます。

その間、他の職員は転勤していき

C被告も転勤を希望していましたが受け入れてもらえずにいたそうです。


「被害少年の中にC被告に処分を求めない者もいる!」と

おじいちゃん弁護士は大きな声で言いました。

ま、初公判で聞いた内容とほぼ同じですね。



おじちゃん弁護士が裁判所に提出した証拠は以下の通り。


弁1 平成19年~21年の被告人に関する少年たちの出院時のアンケート

弁2 C被告が担当した元少年、三宅が勾留中のC被告に対して宛てた手紙

    「とてもいい教官でこんなことになって信じられない」と書いている

弁3 主任専門官だった女性が勾留中にくれた激励文(金一封も差し入れしてくれたと付け加えてました)

弁4 被告人が母親に宛てた手紙

弁5 弁護人宛の手紙(少年院の様子など書いてある)

弁6 懲戒免職を受けたということ

弁7 懲戒免職を受けたために退職金がもらえなかったこと

弁8 謝罪文18通 被害者に宛てたもの

    (少年院にいる者には渡し、出院した者には親の名前から住所を探し送った)

弁9 被害者から2通返ってきてC被告の処遇について書いたもの




こんな感じで第二回公判の午前の部は終了。

時計を見たら7分オーバーの12時7分でした。




お昼ご飯は裁判所1階の喫茶店で広島傍聴人の方々とトーストセットを食べました♪

午後の裁判は14時からだったのでたくさんお喋りできて楽しかったです(・∀・)



C被告の話になると、だいたい「酷い奴だ」「とんでもない奴だ」という意見になりますが

「暴力で押し付けられるくらいなら死んだ方がマシ」と自殺未遂を起こしたり眠れなくなったという

少年Aは一体なにをして少年院に入ったんだろう…というのもみんなが抱いていた疑問でした。

被告人より主役となった弁護人(少年院虐待事件3/3)

さて。

前回の続きですが…


もう裁判所が閉まる時間だし、あとは次回の予定を決めるだけかな…と思っていましたが、そうはいきませんでした。

おじいちゃん弁護人の奮闘を感じていただけると嬉しいです。


検察官

「○○の証人尋問を請求します」


裁判長

「証人の請求に対して弁護人のご意見は?」


弁護人

「控訴事実に関係ないので必要ないと思います!」


裁判長

「うんうん……へへへ(と資料を見ながら)えっと必要性ないということですが、検察官何かある?」


検察官

「被害を見たということで関係あると思います」



裁判長

「裁判所は証拠調べをしたいと思います」



裁判は続きました…!

乙号証の読み上げスタートです。


ギュッと目を瞑って検察官の言葉を聞く被告人。

その間、弁護人は「あっさっき検察官に書面渡しちゃった」などとブツブツ言いながらとフラフラ自由に歩いています。



弁護側は次回に冒頭陳述の予定だそうで、証拠として出所後の少年が答えたアンケートを提出したいと請求。

そしてアンケートを書いたうちのひとり、三宅(アルファベットにするとややこしいので仮名)を情状証人として請求しました。


「被告人に対し、指導によって更生し、感謝できたという男をねぇ」

とまで弁護人が話すと、全員がハッとしました。



裁判長

「あ…事件の性質上、具体的な氏名等はお控えになった方が…(苦笑)」


弁護人

「ぁあ!?この人はねー青年ですからっ!」


裁判長

「あ…でも…」


弁護人

「でも証人尋問を予定してますからっ!ぇえ?どうするんですかっ少年たってもー成人してんだからっ」


裁判長

「あーどーもすみません(笑)続けてください」



同僚だった教官が書いた手紙と被告人の謝罪文を提出し、被告人は今回の事件で職場はクビになり、退職金は支払われていないという社会的制裁を受けているとし、三宅と被告人の父と妻の情状証人、そして被告人質問を請求しました。


裁判長

「情状証人の時間はそれぞれどのくらいの予定ですか?」


弁護人

「三宅は時間がかかるのでー40分くらい。妻は15分くらい。父親は~これまた相当時間かかるので~やっぱ30分くらいっ」


裁判長

「はいっはいっわかりました。弁護側の証拠多いので、後日正式な書類で提出してください」



すると弁護人がなんと「ちょっちょっと」と柵をこえて傍聴席に入ってきました!



(゚д゚)ェェェェェェェェエエエ!!



そして傍聴席に座っている関係者らしき男性2人に

「今日持ってないの?」と(大きな)小声で話しかけました。

男性2人がカバンから紙を出すと…



「裁判所!今提出しますから!」

と紙に印鑑(?)を押させながら裁判長に発言しました。



自由すぎるだろーΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!  



17時が過ぎて空調が止まりました。



検察官

「提出は…今日されるんですか?」


弁護人

「(大きな声で)今日しまーーーーす」


そう言って書記官に書類を手渡しました。

ほんと自由だな…この人(ノ∀`)


検察官

「情状証人の請求について、父と妻については然るべく。三宅は必要性がないと考えます」


弁護人

「(すかさず)これはもー絶ぇぇぇぇぇっ対必要ですから!(怒) どういう理由で必要ないのか言ってください!三宅というこの少年は、1年8ヶ月被告人に世話になったという……あ、もう言っていいでしょ?(←今更本名について)青年になってますから!ぜひ法廷に出たいと言ってきた珍しい少年ですけどもー。私も色々話聞いてねー色々とわかったんです!」


弁護人の勢いは止まりません。

裁判官3人が顔を寄せ合ってコソコソ相談してるとこを割り込んで


弁護人

「しかもですけどねー!また付け加えますがね、アンケート書いてます!被告人に対しても手紙書いてます!」



もう裁判長はニヤニヤして弁護人の話を聞いています。


検察官

「もし!採用される場合も40分は長いのでもう少し絞って欲しいと思います」



再び裁判官3人が顔を寄せ合い相談。

今度は右陪審もニヤニヤして聞いています。


裁判長

「いずれも採用します。検察官のご意見にもありましたけども~三宅の尋問40分…かかりますか?」


弁護人

「はい!なるべく縮めますが~この少年は…少年じゃないか。とても重要な証言を持っていますのでーもう女房か父親を絞るかして尋問したいと思います!妻は結婚浅いので単純な情状証人なのでなるべく三宅に重点を置きたいと思います!」



弁護人、気合たっぷりです!

被告人に一番身近で給料の面など今回の事件で困ってるのは妻のはずなのに…

そんなに言うなら私も三宅に会いたいよ!

次回の裁判も傍聴したい!!!(゚Д゚)


裁判長

「では検察官のご意見を…」


弁護人

「(勝手に立ち上がって検察官が喋る前に)これはですねー!私は検察官にあらかじめ言ってますのでねー質問事項を全て書いて提出してますのでね、検察官は知ってるはずなんです!」


もはや笑顔知らずの鬼の女検察官も笑っちゃってましたw



裁判長

「出来るだけポイントを押さえて重点的に聞いてください」


弁護人

「ぁあー?はい、はい、はい」



裁判長に向かって「ぁあ~?」はないだろ!(゚Д゚)



そして裁判長が喋ろうとしたのをさえぎって(もはやわざと…?)


弁護人

「ちょっと要望しときたいことあるんですがー裁判所は調書をよく読んでると思いますがねぇー、67~72のまでの調書をよく読んでいただきたい!」


裁判長

「まぁそれに限らず…(笑)調書はよく読んでおきたいと思いますけど~…(笑)」



次回は情状証人の証人尋問と被告人質問になりました。


裁判長が次回の日程を言うと弁護人が「ぁあ?」と聞き返します。

もう傍聴席では緊張感がなくなったようで笑い声が…




裁判が終わったのは17時半。




ぐったりしました。




傍聴人が退廷しているとき、

突然マスクをした中年の女が柵の前まで出てきて



「Cさぁ~ん!手ついて謝ったらど-ですかぁ~」


と、C被告に向かって大きな声で言いました。



誰…このひと。

被害者の両親?支援者?人権派?


なんでマスクしてそんなこと言うんだろ。



てか、閉廷したとはいえ、関係者だろうと完全にルール違反でしょ。

そんなことしてもマスコミが喜ぶだけだと思いますが…



一瞬傍聴人の間に緊張が走りましたが、

裁判長の「傍聴人は静かに退廷してください」という言葉にゾロゾロと法廷を出ました。



マスクの女はじっとC被告をにらんでいましたが

職員は誰も彼女を止めませんでした。



何でー?






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