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裁判所より病院に入った方が…

簡裁の暴行事件を傍聴しました。

裁判官は七三メガネの虎井さん。


被告人は黒いジャージに鮮やかな青のフリースズボン。

生え際が白髪でした。染めてるのでしょうか…?


ゆったりとした動作で法廷に入ってきました。


女弁護人、かなり個性的です。

痩せた体にジャストサイズのYシャツ。おかっぱ。

眉なしノーメイク(多分)。


眉毛以外は珍獣ハンターイモトに似ていました。



裁判が始まる前に裁判官が被告人に声をかけました。



「どこか悪いんですか?」



「……あぁ?ああ…」




( ゚Д゚)・・・エ?




「どこ?」



「ゴショゴニョ(聞き取れず)」



「は?……じゃあ腰掛けてください」



「あぁ?」





被告人座りません。





話が全然進まない…!(ノД`)




…と、突然!



「体の方は!………ゴニョゴニョ、食べられなかったです…昨日はぁ~お医者さんがぁ~診察~してくれた」





工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工




いきなりのことで、裁判官も検察官も弁護人もじっと聞き入ってましたw

この被告人…まともに裁判受けられる人なのでしょうか…



「またあとで聞くからねっ」

と、被告人に笑顔で明るく話しかける裁判官。




「名前は?」

「山形県!!」



ポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…


「名前!!」

「佐々木雄二!」


「生年月日は?」

「昭和13年~以下略~」


「本籍は?」

「山形!」


「その先は?」

「ゴニョゴニョ…」


「ん?山形県のあと、○○市の先は?」

「裁判長ー!それはあかん!耳なしになっちゃう!!」




もう全員絶句です。


裁判官は補聴器を持ってくるように指示。

時計を見るともう10分近く経っていました…

まだ本籍までしか言い終わってないし(ノ∀`)



刑務官が補聴器を被告人につけて

再び証言台に立たせました。



なぜか大きな地団駄2回。



刑務官同士が目を合わせて絶句。



「聞こえる?」

「…はい」


「住所は?」

「アパート」



(ノ∀`)………。



「どこの?」

「旗の台」


「いつまでアパートにいました?」

「去年の5月」


「その後は?」

「ハァ?」


「その後は!?」

「あのーーーー…」


「施設にでも入ってたの?」

「あのーーー…品川の…」


「生活保護もらってた?」

「はい  雨が降ったんです。自転車に乗って転んだんです。頭打って………カモメがいた…」



( ̄□ ̄;) ??????



「弁護人、あのね、これ、なんて言ってるの?」




イモトが立ち上がりました。

「一応、起訴状見せて~間違いありませんと言ってました」



裁判官は根気強く再び被告人に聞きます。

「そのあと病院に行ったんですか?」

「………うん。ゴニョゴニョ」


裁判官は「うーーーーーーん…」とちょっと考えて




「ちょっとわかんないね…仕事してなかったのね」

「はーい」



こんな被告人で裁判やるのか?と疑問でしたが、起訴状読まれました。


被告人は平成21年4月の朝9時半ころ、

病院に勤務する女性に対し右下腿部を2回蹴る暴行を加えました。


簡裁なのでこんな小さな事件です。



「弁解することがあれば言ってください」と裁判官が言うと

「あぁ?」と言って首を横に振りました。


「間違いない?」

「はい」


「じゃあ有罪の覚悟もできてるわけね」

「意味わかんない」


(;´Д`)ハァ



被告人は山形で生まれ中学を卒業後は和菓子屋で働いたりしていましたが、

その後生活保護を受けて現在は無職。

前科は24犯。恐喝、窃盗、詐欺などがあります。

起訴猶予もありました。


被告人は公園で寝泊りをするホームレス生活をしていました。

車道と歩道の段差で転び、胸を強打、痛みを我慢していましたが、

以前通院したことのある病院へ行き、湿布を貼ってもらうなどの処置をしてもらいました。

院長が被告人の様子を見て「体の具合が悪いのならお酒を飲んでない時に来て」

と被告人に言ったことで被告人は激怒。大声で怒鳴り出て行こうとしました。


それを制止しようとした被害者が蹴られたようです。



情状証人なんていないので

ソッコー被告人質問です。


裁判官

「座ってください」




被告人シカト。




裁判官

「座らなくてもいいんですか?」

「はい」



反抗的なのかな…


弁護人→被告人

「これからも生活保護受けられますか?」

「はい」


「酒はもう飲まないですよね」

「はい」


「被害者に対してどう思う?」

「男だ…男だ…心から悪いとおもってる」


「もう二度としませんね?」

「はい」



「以上ですっ!」



( ゚Д゚)早っ!!



検察官→被告人

「事件のあった病院には何度も行ったことあるんですか」

「僕はもう~7,8回入院してますよ」


「入院してるんですか、何で?」

「肝臓と胃」


「耳は?」←失礼だろw

「ないよ」


「生活保護打ち切られたのはなぜですか?」

「酒は飲んだ……男は……そんなもんっゴホッ」


「お酒のせいってこと?」

「はい」


「お酒は止められる?」

「うん」


「もー男でも女でも暴力振るわないって誓えるか!?」

「うん」



「以上ですっ!!」




( ゚Д゚)早っ!!




最後は裁判官からの質問です。

「どこが一番具合悪いの?」

「父親の…」


「あなたの体ですよ?」

「も…も…も…戻してますよ」


「そーか。じゃあ胃とか肝臓悪いのか」

「うん」


「治療受けてるのか?」

「ゴニョゴニョ」


「今、拘置所にいるけど、薬もらってる?」

「はい」


「お酒の方はなかなか我慢できないんですか」

「は…はい」



生活保護の金で酒浸りかよ…(怒)



「今まで1日中飲んでたの?」

「は?イシキ!意識…なくなるまで…5分くらい……」


ゴニョゴニョと喋り続ける被告人に

「う~ん…(何言ってるか)わかんないなぁ~」とつぶやいてました。


「たとえば1日中飲んでるの?決まった時間飲んでるの?」

「飲む時もあれば…金が…」


「あー金がないと飲めないのね、病院には酒飲んで行ったんですか?」

「前の日~友人と~…男っ男の人と~」


「あー前の晩に友達と飲んだわけ?」

「はい」


「それが残ってたの?」

「はい」


「この辺り、今度大丈夫ですか?」

「はい」



求刑は罰金10万でした。



注:登場人物は全て仮名です

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開廷前の法廷のひととき

この日は1日法廷をハシゴしようと思い、

珍しく髪の毛をバッチリセットして裁判所へ行きました。


そんな時に限って傍聴一発目から「結核の疑いアリ」の被告人。

伝染病の疑いがある被告人の裁判の時は、

アヒルのくちばしみたいに大きなマスクが傍聴人に配られます。



傍聴人だけでなく、検察官、弁護士、書記官、事務官、

そして裁判官と法廷にいる人間は全て同じアヒルマスクをするので

ちょっと異様な光景になります。



裁判傍聴記@毒人参。-マスク

こんなの。

マスク黒かったらみんなXファンですよ。


マスクデカくてフガフガします

ゴムがキツくて顔に食い込みます

(アラサーは頬肉の食い込みが戻るまで時間かかるんです!)



40代くらいのベテラン風検事(顔のパーツが小さい、ちょいムチ体型)と

20代後半くらいの若手検事(痩せてずっとニコニコしてる)が

マスクもつけずにお喋りしていました。


若「結核ってツベルクリーンでしたっけ~?」

ベ「ふ~ん 詳しいねぇ」


若「いやいやいや」

ベ「ツベルクリーンって子供の頃やりましたねぇ」



まったりムードでした。



この日は短いやりとりでしたが、

裁判前の検察官って意外と人間味があって新しい発見があったりします。

裁判中は「コイツ威張ってて嫌なヤツだなぁ~」とか「なんかムカつく~」

って思ってた人がとってもサックリした面白いおじさんだったり。

たまに弁護士と仲良く会話(ていうか懐かし話とか)してるのにも遭遇します。



開廷5分前になり、職員さんがたった4人の傍聴人ひとりひとりに

「弁護人の先生(←なんか変)が遅れてますので、10分少々遅れます」と伝えてくれました。



他に傍聴する予定ないし、別にいいよ…

早めにマスクしちゃって後悔してるが( ´_ゝ`)  



法廷を出てマスク配り担当の事務官に同じことを告げると

「えっ!!遅刻!?弁護人が?寝坊?(笑)」と大声で驚き法廷につつぬけでした。

なんか緊張感がないなぁ…今日w


5分遅れで弁護人が到着。

「いやぁ~」と息を切らして入ってきました。

めっちゃハァハァしてますw


「いや~すみませんねぇ!電話に乗ってたら事務所から携帯に電話きちゃって!マスク持ったか~?ってね!はっはっは」


弁護人はカバンから水色の紙製マスクを取り出し装着しました。

顔の割りにマスクが小さいし乱暴にカバンに入れたからかシワくちゃですき間だらけのマスク。

細菌が簡単に体内に入り込んでしまいそうです。


書記官があらかじめ机に用意しておいてくれたカラスマスクを見て

「これじゃないとダメ?」とハァハァしながら笑顔で書記官に聞きます。



書記官は「あ…こっちの方がしっかりと…」と困っていると




「コレ!インフルエンザ用!!(笑)」と自慢げにアピール。

新型インフルエンザ対策にもなりますね!

検察官も笑ってなごやかなムードです。




弁護人だけ青いマスクで裁判は始まりました。



被告人はガリガリに痩せてうっすら禿げた頭のおじぃちゃん。

住所不定の無職。なんと昭和6年生まれ、昭和一桁です!


満員の山手線が東京駅に着いた23時頃、

電車の揺れに合わせて前の男の後ろポケットに入ってた財布をスリました。



おじぃちゃんは高等小学校(←!!)卒業後は一度も働いたことがなく、これまでスリで生活をしてきました。

婚姻歴がありますが、音信不通(どういうこと!?)で現在は単身です。


前科は13犯。

全てが同種。

窃盗を繰り返しているので、罪名は常習累犯窃盗。

かなり重い罪になること間違いなしです。


そんなに面白い内容の裁判じゃなかったので省きます。

おじいちゃんプチ情報として息子とは17年くらい連絡を取ってないそうです。

平成21年2月7日に出所したばかりでした(逮捕は3月19日)



裁判はたったの15分で終わりました。



求刑は懲役6年です。












人生の大半が詐欺師のジィさん

ヨミウリオンラインというところで連載を隔週書かせていただいてるのですが、

連載だと文字数が限られて書ききれないことがたくさんあるので(技量不足です)

自分のブログに改めて書いちゃおうってことにしました(・∀・)

これからもたまに紹介させていただくと思います。


今回書くのはコレ→業界人装い詐欺は懲りない前科15犯



場所は京都地裁。

罪名は詐欺です。


被告人は68歳と高齢で、車椅子に乗っていました。

白髪頭でハゲています。

貧乏臭くないというか…キレイな顔をしていました。

黒いダウンジャケットに黒いズボンという格好です。


いつもそうなのですが、

被告人が父より年上だとより一層物悲しくなります。

やる気のない無職、ホームレスだと尚更です。



さて、事件の概要を説明しますと…

(たまたま傍聴した事件なので裁判で聞いた情報ではないです)


2008年7月27日午後6時ごろ、京都府の京阪四条駅(現・祇園四条駅)で、八幡市内の男子高校生(17)にテレビ番組のプロデューサーを名乗って「『暴れん坊将軍』の本を書いている」と声をかけ、「小倉優子のCMを撮るから主演しないか。3日間で50万円払う」と勧誘し、翌日に衣装代や化粧代の名目で3万円をだまし取ったとして詐欺の容疑で逮捕。


ゆうこりんとCM?

そんなの信じる高校生がいるなんて…

芸能関係で被害に遭ってる人って多いんだろうけど、

ニュースで改めて聞くと結構マヌケな事件ですよね…


この男、和田アキ子も発掘したと言ってたらしいですw



この日は被告人質問の続きでした。


とても若い女性弁護人(地味)→被告人


被告人は前刑出所後、8,9万持っていて

鳥取に行った時、借りていた2,3万返したけど

親戚に「もう村に来るな」と言われたと言っていました。


「事件を起した原因は何ですか?」

「そこ(河川敷)で寝てると足がしびれてきまして~贅沢ですけど~ホテルで風呂に入りたいと。でもお金もありませんし~そこで被害者と京阪で知り合い、ホテル代に使ってしまったと」


「取調べではスリは痛快と言ったみたいですけど」

「いやぁ~悪いですけど、痛快だとかは警察官が言っただけで、脳卒中やってから人の言ってることがよくわからなくなってねぇ。痛快なんて思ったことないし~」



話し長いです…

そしてさりげなく脳卒中アピール。


「やりたくないけど、生活のために仕方なくしたんですね」

「はい」


生活のために…詐欺?

うーん…


「今回被害金額の3万円を弁償しましたけど、どうやって手に入れたんですか?」

「この人が16歳と知らなかったんです。ものすごいショックだったんです、自分は16歳の子を騙すようになったのかーとショックだったんです」



…(・ω・)


ここまで質問と全然関係ない話です。



「それで娘の家に頼みに行ったんです」



(゚д゚)ェェェェェェェェエエエ!! 

 



娘!?

娘に金借りたの!?

なんつー親だよ…



「どう思いましたか」

「くるとこまできたなーと、ホンマに。これがまぁ…人間のてっぺんやな~って思いました」



て、てっぺん!?Σ(゚Д゚;)



「…てっぺんと言うか、どん底ですけど…」←フォロー

「あーーーはい、どん底です」


「左足が元から悪くて、車椅子になったのはいつからですか?」

「ぼく~心筋脳梗塞になったのは~平成20年2月…」


「あっ足の方は最近は…」

「去年12/11に倒れまして西大阪病院に入りましてん」


「今後仕事していくのは難しいんじゃないかと思いますけど~どうするつもりですか?」

「私ね~それはもう刑事さんにも心配されてますけどねぇ、MPO(ってナニ?)というとこに知り合いがいまして~手紙も出してますけど~そんな身体だからそんなトコいちゃいかんと。事務所は西成にあるんですけど~生活保護受けろと。220円のバスもタダになるぞと」


「警察に「暴れん坊将軍の台本は放棄する」と言ったのはどうしてですか?」

「あれを返して欲しいとかそういうのはなく、あれがあると心が揺らぐと思われるのも嫌なんで~。刑事さんは「返す」と言ってくれましたが、「結構です」と返したんです」



検察官→被告人

「何度も詐欺してますね」

「はい」


「今どれも回の事件と同じ手口ですね」

「はい」


「同じ台本を使ったんですね」

「撮影所へ連れて行ったことはありますけど~何度も同じ台本を使うことはないです」


「事件を起したのは7月ですよね」

「はい」


「12月梅田で倒れたんですよね?逮捕される1月まで何してたんですか?」

「何もしてないです」


「食べるものは?」

「5、6人集まって。そういうのあるんですよ」


「家に帰ろうとは思わなかったんですか」

「家に帰れないんですよ、検事さん」


「どうして?」

「…言わないといけないんですか?」


「言いたくないならいいけど…」←てか興味なさそうw

「………………ハッキリ言ってねぇ、家をとられたと思ってるんです」



(゚Д゚)ハァ?



「もうひとりから騙したのはいくらですか?」←さっきの答えはシカト

「騙したというとアレですけど、13万ですかね」



そ、そんなに!?(((( ;゚д゚)))アワワワワ


「それは起訴されてないんですよね?」

「はい」


「あなたが起した事件はその2件だけなんですか」

「はい」


「被害者がネットで調べたら他にもあなたの名前が出てきたみたいですが。本当に2件だけですか」

「はい」



疑ってるなら調べればいいじゃん…

被害者がネットで見た情報を元にこの被告人が白状するとは思えないけどw


裁判長→被告人

「お金に困ったからやったという以外に理由はありますか?」

「お金がなくなったからじゃなくて、お風呂に入りたかったというのはいつも思ってましたけど~まぁ病院に行ったりとかしたかったしね~」


「病院に行ったの?」

「はい。行きました!」


「結局お金を騙しとった理由は、泊まるとこと病院ってこと?」

「お風呂入りたかったのとー病院も行きたかったんとぉ~」


「お風呂入ってぬくりたいんやったら、息子さんに言えばお風呂くらい貸してくれたんじゃないですか」←関西訛り

「言えばよかったんですが、面と向かうとええかっこしぃと言うか…」


ええかっこしぃ…

京都に住むようになって知った言葉です。



「台本は何冊持ってるんですか?」

「いや。持ってるというかね~私が書いてますからぁ~」


「だ~か~ら、今何冊持ってんの(怒)」

「持ってません」


「記録見てると5冊くらいあるとなってるけど~」

「ありません」


「警察では返してくれって言うてるんですよね?」←また関西訛り

「はい」


「さっき16歳の子騙してるからウンヌン言ってましたけど~あなた何歳までだったらと思ってるの?」

「いやぁ~何歳までってないですけど~でも16歳と聞いてね…心にきたんですよ」


しんみりした口調で話す姿に傍聴人は釘付けです。

しかし、裁判長の一言で急展開。



「…これまでも17歳とか19歳とかさぁ~」

「ないです(即答)」


「あるよ(即答)。平成12年に。記録あるから」

ピラピラと手元にある紙の束を被告人に見せました。


恐ろしい~(・∀・;)


「今更16歳ウンヌンと言われてもって思うけど、どういうつもりですか」

「16歳ってズバーっと言われましたから胸にきましたね」


「胸にきましたって(笑)これまで17歳にもやってるじゃないですかっ!それはなんとも思ってないんですか?」

「いえ、何とも思ってないわけじゃないですが~…」


「あなた何回もやってるでしょ、映画監督とかプロデューサー装って…」

「………」


「どーですか!」

「………………」


「話したくないですか」

「…はい」



いきなりダンマリです!

さっきまであんなにペラペラ喋ってたのに…


それにしても、さっきのやりとりで私もすっかり騙されましたよ…

高校生騙したことにショックを受けたって本当だと思ったのにな~

前にも17歳騙してたのかぁ…



「生活保護は今まで受けたことないんですね」

「ないです」



論告求刑で、被告人は昭和34年から詐欺をやっていたことがわかりました。

前科15犯、うち同種11犯。

今回は出所後間もない犯行でした。


昭和51年に映画の出演をバイトでして詐欺の道具にし始めるようになりました。

今回の高校生の被害者には2日に渡って騙し、

被害者にお金を持ってこさせ(詐欺師ってすごいですね…)

次の日には大阪を連れまわし、最後はバス停に被害者を置いて逃げました。



求刑は懲役2年6月。



結審の前の最後の言葉では


「ありません…この法廷には二度と来ません!」



と力強く答えていましたが、またやるんだろうなぁ…









2 鈴木裁判官がスズキを裁く!(しかも2人連続スズキ被告人)

スズキ被告人が退廷すると、

すぐ次の裁判予定のスズキ被告人が入ってきました。


さっきのスズキ被告人とは違い、大股で堂々と入ってきました。
今度のスズキはちょっとパーマをかけてある赤みがかった髪をオールバックにしています。
かなりガタイがいいです。


罪状は詐欺でした。


スズキ被告人は昭和29年生まれ…52歳?


もっと年上に見えました。
現在は住所不定の無職です。

平成18年10月某日の18時頃、銀座7丁目にある「銀座ライオン」で
代金を支払う意思もないのに、19時半までの間にビール3杯他4点、
6124円の飲食をしました。

簡単に言うと、無銭飲食です(σ・∀・)σ


銀座7丁目…?
私の職場のすぐ近くです!!
自分の生活圏内なのでちょっとドキドキしました。


スズキ被告人は千葉県市川市で生まれ、
高校中退後は運転手など職を転々とするけど長く続きませんでした。
婚姻歴はなし。


覚せい剤や傷害の前科が17犯あります(((( ;゚д゚)))アワワワワ


出所時は3万円持っていましたが、飲酒や散髪に使ってしまいました。

だから髪の毛があんなにスッキリしてるのかぁ…( ´_ゝ`)  


空腹で無銭飲食を思いつき、ライオンは人が多いし(確かに)、
店員が忙しいので(確かに)できると思ったそうです。


しかし店を出ようとしたところ、店員に「お会計は?」と声をかけられ、
「タバコを買いに行く」と言って外に出ましたが110番されました。
マヌケだな~



…と、いきなり。


「すみません!!」
とスズキ被告人が立ち上がって証言台へ。



ェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェ


刑務官、何ボーッとしてるんだよー!!止めてよ!止めて!



「逃げようとしてないです、警察を呼んでくれと…」
と、スズキ被告人が主張しようとしたのを鈴木裁判官が遮って
「あのねーあなたの話、聞く時間ありますから」
と呆れて言いました。


すると、「あっそーですか、すみません」と大人しくイスに戻りました。



前科17犯でしょ!?段取りわかってるでしょ!?

裁判何回やってんだよー!


てか、刑務官もボーッとして…!!
もし被告人が暴れてたら間に合わなかったんじゃないの…?




だ…大丈夫!?


弁護士からスズキ被告人に質問です。
「先ほどあなたは逃げようとしたワケじゃないと言ってましたが…」
「逃げようとというか逃げたんじゃなくて、もう逃げられないかなーと思って自分で電話してと言ったんです」


慌てて喋る秀人被告人…


「動機ですが…調書によると金沢刑務所を出てお金も住むトコもなくなって、お腹が空いてやったとなってますが、仕事はしてなかったんですか?」
「してました!一回だけ」


「どんな仕事?」
「銅線のカワを剥いて銅を売る仕事なんですけど…」


「その仕事をずっとやらなかったんですか?」
「まー寝泊まりの恩でやってたので…」


「今回なぜ銀座に?」
「つい暇になったもんでね~銀座に行きたくなってね、フラ~っとね!」


自由だなー(笑)


「こんな事もうしないね?」
「もうやりません。警察に捕まったらみっともないんで」


一応そういう気持ちはあるんだ…(・ω・)イガイ


「何か資格は持ってるんですか?」
「大型もーあとクレーンもね、土方もやろーと思えば」


「それはどのくらい働いてたんですか?」
「30代の頃からかなー…結婚してずーっとね」



え。


結婚?


(;゚ Д゚)結婚してたの?!



「結婚したのはいつ頃?」
「えーっとねー平成元年頃だから昭和の終わりかな?(←そりゃそうだよ!)子供も生まれてるから」



え!Σ(゚Д゚ノ)ノ


子供!?


検察官の方を見ると苦笑いしています。
結婚していて子供が生まれていた事実すら知らなかったの?


え?ただのミス?そんな事あるの?許されるの?
さっきまで威張っていた検察官が、とてもちっぽけに見えました…


「被害弁償ですが、あなたがお姉さんに頼んだんですか?」
「警察に言われて…」


「自分から払おうという意志を…」
「あっハイ、自分から警察にお願いしました」


「どういう気持ちで払いましたか?」
「まー自分で飲み食いしたわけだから払わないといけないし」


…支払ったのはお姉さんのお金だけどね(σ・∀・)σ


「お姉さんにも被害のお店にも迷惑かけたのわかってますか?」
「ハイ」



さて、頼りない検察官の番です。
「今回ライオンを選んだ理由は?」
「デカイからです。逃げられるかなーと」


「お金がないのに銀座へ行ったんですか?」
「はい、銀座を歩くのが好きなんです。フラ~ッとするのが」


検察官は腑に落ちない顔をしています。


まぁ銀座を歩くだけならお金かからないし、わからなくもないけど。
フラッと歩く事あるでしょ。

てか、それより結婚の事聞いてくれ~!


「銅線を剥く給料はどのくらいだったんですか?」
「いや、1回しかやってないから、飯食わせてもらっただけです」


「そのまま続ける気はなかったんですか?」
「いや、続ける気だったんですが、フラ~ッと銀座に来て捕まったからね~」


えらい呑気だなぁ…(ノД`)


「(長い間刑務所にいたのに)すぐ仕事はできると思いますか?」
とキツい質問にも
「はい、土方はいつでもできるんです」と軽くかわしてました。


「お姉さんは今、どこにいるんですか?」
「正確な住所は知らないけど、場所はわかります。市川市です」


「まー働かないと生きていけないしね、格好悪い人生になってしまいますからね」
と、まともな事を軽い口調で言ってました。


結局、結婚の事は突っ込まないまま終了。



(゚д゚)ェェェェェェェェエエエ!! 


残す質問者は鈴木裁判官だけ…
鈴木裁判官、頼みます!!


「えー…結婚は正式なものではないのね?」


いきなり!(・∀・)キタコレ。


さすが裁判官!
ドキドキして答えを待ってたら…

「正式です」とあっさり答えました。


やっぱり結婚してたの!?


「えっ!戸籍にないけど」
「離婚したから…?(←いやいや関係ないしw)子供もいます」


「名前は?」
「○田○子、平成元年に子供生まれました」


「いつ離婚したの?」
「えーーーっとね、最近7年くらい連続で捕まってるんですよーそれで…」


「あーハイハイわかりました。平成7年に業務上過失やってるね」
「ハイ、罰金です」


「それで?」
「平成10年から実刑で、刑務所出てきたら離婚されてました」



奥さんに逃げられたのかぁ~


「前科17犯って言うけど、罰金が多いし執行猶予になってるのも多いんだね」
と優しく話しかける鈴木裁判官。



ちなみにわかりやすく書くと…


☆昭和52年 覚せい剤 実刑
☆昭和55年 シンナー 実刑

(7年何も起こさない)

☆昭和62年 生涯 執行猶予

結婚して子供が生まれる


「10何年は平和な日々を過ごしてたのね?この時は働いてたの?」
「ハイ、それは勿論」


「そりゃー金沢の刑務所にいたら銀座も見たいよね~」
「はい」


「結局シャバにいたのは10日くらいか?」
「一週間です!」


「でもこれは今から仕事つける癖つけないとーヨボヨボになっちゃうからね?」
「ハイ」


「出所したらお金貯めてから銀座に遊びに行ってくださいよ?」
「ハイ」


なんか…優しい~!


結婚してた事を知らなかった検察官は、懲役1年6月を求刑しました。


被告人最後の言葉。
「ほんとにすみませんでした!(一礼)」



沈黙…


鈴木裁判官が機嫌を窺うように「…よろしいかな?」と聞いて終わりました。


短い一言でした…

判決は3日後(早っ!!)


注:この記事は2009年6月に霞っ子のブログから移動したものです



法廷の出入りに一礼は必要ありません

最近は週4~5日傍聴しているので傍聴記がたまる一方です…
傍聴記が10以上たまっています…逃げ出したいです…ヘヘヘヘ


時間の合間に少しずつ書いていこうと思います…

とりあえず今日観たやつを…



【窃盗未遂】山脇治 裁判長:細野敦


5分前に法廷に着くと、裁判官、検察官、弁護士が既に揃っていて
傍聴席はオバさんだらけでした…( ゚Д゚)ヒョエー


大見学会でも行われたのでしょうか…
コソコソ飴をなめたり、携帯をいじったりしています。


被告人が入ってきました。
坊主頭で灰色の囚人服を着ています。
スリッパの色はくすんだ青で素材はゴム(最近無駄にメモってます)


山脇は昭和34年生まれ、本籍は山形で住所不定無職(現在受刑中)。


平成18年9月、両国駅で女性被害者(81)のたすきがけしたショルダーバッグに
左手を突っ込み現金15万2258円の入った財布をとろうとしたが、
スリ強化パトロール中の警察官に見つかり現行犯逮捕。


相撲ファンで込み合う電車を狙っての犯行でした。

15万も財布に入れるなんておばあちゃん無防備すぎ!!

「スラれた事に全く気がつかなかった」って言ってるし…
それなら尚更、財布に大金入れちゃ危ないよ~(´・ω・)
てか、相撲観戦ってそんなに現金が必要なのか!?


山脇は千葉県で生まれて、高校卒業後は飲食店で働き、逮捕時は無職。
平成18年の9月から住所不定、カプセルホテルに泊まっていました。
前科6犯、うち累状1犯(スリ)、わいせつは4犯。
罰金刑を3回受けています。


今回は、仮釈放の犯行でした。


弁護士からの質問。
「警察官にね、あの~左手を捕まれましたよね?財布を盗ろうとしましたね、その時何か言った?」
「何も言ってません」


「調書によると、スミマセンと言ったとなってるけど」
「何も言ってません」


「逃げようとした?」
「いえ、そんな事はありません」


「じゃこの調書に書かれている事は嘘になるのね」
「はい」


ちなみに3回の罰金刑について。
スリをやろうとして痴漢と間違えられただけなので
9犯全て窃盗だそうですΣΣ(゚д゚lll)


「仮出獄して保護施設に入ってましたよね?」
「はい」


「なぜ保護施設を出たの?」
「サラ金の督促状がきまして…はじめは返そうと思ったけど、そのうち嫌になって…」


「あなたは金を持って施設を出たみたいだけど、いくら?」
「23万くらいだと思います」

(浜松町のタクシー会社の立ち食い蕎麦屋で働いてた時の金だそうです)


「ホテルに泊まって…仕事は探してた?」
「はい」


「どんなの?」
「飲食店を。過去に飲食店しか働いてないので…」


「面接に行った?」
「いえ、そこまでは」


「その店に行ったりはしたの?」
「いえ」


「じゃー探したうちにならないじゃない!」
山脇のやる気の無さに、じぃ様弁護士もさすがに怒鳴ります。


「はい…」
気力の感じられない返事をする山脇。


「飲食店は求人がなかったの?」
「はい(完全に無気力)」



んなワケねぇだろ!!ヽ(`Д´)ノ


「3犯も痴漢に間違えられただけでスリやってんなら、あなた常習になってるんじゃないの?」
「はい」


もう被告人は「はい」しか答えません…(・ω・)


「お母さんはだいぶ前に亡くなってるみたいだけど」
「はい」


「お父さんはひとりで宝石商をやってるね?」
「はい」


「ご兄弟は2人…あなたは次男?」
「はい」


「今後どーするの?」
「出所後ですか?父の所で働くか(甘いなー)、東京を離れて働くつもりです」


「なんで東京を離れたいわけ?」
「今までずっと東京で暮らしてきて犯行を繰り返し、出所してからも東京で繰り返してるので…」


「東京にいてもスリを繰り返さないとは限らないでしょ?」
「はい」


「東京にいるとついやっちゃうの?」
「はい」


「反省してますね?」
「はい」


「もう二度と、絶対にやらない?」
「はい」


「でも東京にいるとついやっちゃう…」
「はい」


( ´_ゝ`)ン?


「だから(東京から)離れるのね?」
「はい」


本当にもう二度とやらないのかなぁ…
被告人の答え方があまりに無気力で…(´・ω・`)



女検察官の質問です。
「仮釈放の時、20数万円持っていましたが、いくら使ったんですか?」
「2週間の間に全部使いました」


「何に使ったんですか?」
「ホテル代、飲んだり食事です」



計画性のない奴だな…_| ̄|○


「職が決まってない間、少しずつ使おうとか思わなかったんですか?」
「はい」


「お金が無くなればまたスリをやればいいやという事?」
「いえ、それは違います」


「仮釈放の間、本当に一回もやってないんですか?」
「やってないです」


「やろうとしたけど、失敗したわけではなく?」
「はい。あっ前日にやろうとして駅に行きましたができませんでした」


「今まで東京を離れようと思った事はありますか?」
「ないです」


「なぜ今回は東京を離れようと思ったんですか?」
「もう2度とやらないためです」



そこで弁護士が再び質問。
「あなたはどんな仕事をするつもり?」
「今まで飲食店でしか働いた事がないので飲食店で働きたいと思っています」


「それと。前回とか今までの裁判で「もう二度としません」って言ってきたんでしょ?」
「はい」


「今度は絶対大丈夫?」
「はい」



求刑は3年6月。


最後の言葉
「被害者の方には大変不愉快な思いをさせてしまって申し訳ないと思っています。多くの人の力があっての仮釈放を無駄なものにしてしまい…グスン(声をつまらせる)大変申し訳なく思ってます」

涙は出てないけど、真っ赤な顔でした。



裁判が終わり、外に出ようと思ったら
団体のおばちゃん達が出入り口でひとりひとりお辞儀をして退廷するので
なかなか外に出られませんでした(・ω・)



注:この記事は2009年6月に霞っ子のブログから移動したものです

  登場人物は全て仮名です



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